HTML文法

投稿者: | 2019-11-12

WebページはテキストファイルであるHTMLがその正体で、ブラウザがそのソースを解釈して指示どおりに表示する。自分で作成するのにはそういうソースを自動的に作成してくれるツールを使うか、自分でテキストエディタで編集する。
インターネットを知った頃、Webサイトに関してはだいたいそんな程度の知識で、自分でも最初はツールを使ってWebサイトを作ってみたりもした。
Webサイトの言語であるHTMLにももちろん文法のような決まりはあって、基本的にその文法を守らないと正しく表示されないということはわかっていたが、ツールで作成しようがエディタで編集しようが、表示さえされればひとまずそれで問題がないのだろうと最初は考える。だがやがて、何がきっかけだったか忘れたが、HTMLのリファレンスなどを参照しつつ作成していると、HTMLにも3.2とか4.0とかそういう文書形式の違いもあったり、この要素はここには置けないとか、そのうちにCSSのことも知ると、その組み合わせが段々面白くなり、文法にも忠実なHTMLを書こうということになってきた。
当時はまだネットで何でもするというよりローカルに環境を作るということのほうが良いと思っていたので、Another HTML-lintをローカルで動かすための仕組みをインストールしたりして文法のチェックと修正を繰り返すようにもなったものである。
然し意外と、未だに他の人はHTMLの文法はそんなに気にしていない。多少正しくなくてもブラウザが解釈してくれるならそれで良いのではないかという考えが多数である。確かに尤もな部分はあるが、文法チェックをして指摘されたエラーを全て潰して「たいへんよくできました」なHTMLができあがると気分が良い物で、そんなことから、いつしか自分が書くHTMLは基本的には正しい文法を意識した物になっている。