RealforceのキーボードでWindows用モデルには、黒色というか墨色というかのブラック系モデルとアイボリー配色のモデルとの二つがある。モデルの色の違いによる性能差はないはずだ。キートップなどの素材が異なるのかどうかはわからない。
黒色モデルは、キートップの色は全て墨色である。モデルによってはレーザー刻印で金文字キートップもあるようだが、ほとんどは昇華印刷である。昇華印刷の文字色は黒なので、墨色のキートップに黒では明るい部屋でない限りは判別しづらい。すなわち、見方によっては無刻印にも見えてしまうのだが、それがまた精悍なイメージもあるモデルになっていて格好が良い。
判別しづらいと言っても見えないというものではないが、ブラインドタッチができない人はそういう点で黒モデルは少々使いづらいのかも知れない。
一方のアイボリーのモデルは、機能キーやF5~F9までのキーはグレーのキートップで、それ以外がアイボリーのキートップとなっている。いわゆる昔ながらの白色系のキーボード、懐かしい配色であって、こちらは昇華印刷の黒色文字がはっきりと判別できるので、ブラインドタッチのできるできないに関わらず安心して使うことができる。
Realforce以外のキーボードで、こういうアイボリー配色製品を今でもリリースしているのは業務用のキーボード以外にはないような気がするので、そういう点で貴重である。
自分は黒色とアイボリーと両方を使っているが、一般にはRealforceで特徴的なアイボリーのモデルを選ぶ人のほうが少し多いのだろうか。今、PC関係の機器は黒色のものがほとんどであるので、それとの調和を考えながら、印字が見にくくても特に問題がないものとして黒色モデルを選ぶか、Realforce
ただ、色に関してはどちらが良いというようなものではない。少し手触り感の違いがあるようなないようなという感じもするが、これも気のせいなのかも知れない。