小型の国語辞典は幾つかの種類を結構所有している。岩波国語辞典もその一つ。第七版新版を購入したのは2、3年前かと思っていたら、2014年だったようでもう6年くらいも前になる。七版新版はつい最近刊行されたのではなかったかと思ったが、これも2011年だから8、9年前ということになる。
そんなに期間が空いていたのだと思って、昨年11月に刊行された新しい第八版を購入してみる。
大きさは同じ。本体表紙は合皮だと思うが、それにビニールなどはかかっていない。手触りは本革とは異なり、そういう合皮の触感である。第七版新版は紫色の変わった色合いの装丁であったが、第八版は乳白色に金の箔押しの装丁である。表紙は柔らかい。多分、使っているうちにこの箔押しはだいぶ剥がれるのではないかと予想している。使い方にもよるが。
岩波の国語辞典は、一色刷であるが見やすい。多色刷りと比べても遜色はない。寧ろ一色刷であるほうが、コピーにもあるとおりに丁寧で真面目な印象もあり、語釈も標準的かつ学問的な印象もあるので、好きな国語辞典である。ATOKの電子辞典としても使っているがこれは第七版新版である。