ノートPCには、ポインティングデバイスとしてほぼ全機にタッチパッドが付いている。キーボードの手前にある四角い領域で、そこを指でなぞると、マウスでポインタを移動させるのと同様の操作ができるようになっている。
最初の頃に使ったノートPCのそれが、とにかく静電気などによる誤作動、誤クリックが頻発し、邪魔なものでしかなかったため、以来乗り換えてノートPCを使うときはマウスを使い、ずっとBIOSの設定などでパッドを無効にしていたりした。
最近のパッドも、確かに誤作動等が全く発生しない訳ではないが、パッドにはパッドで良い部分もあるのだと思い、無効にせずに時々使うようにしている。
たとえば、位置的にキーボードの手前にあるため、上手くやればホームポジションに指を置いたまま、親指辺りでさっとポインタ移動やクリック操作ができる。マウスに持ち帰る煩雑さが無い。またパッドのボタンを使わずに、タップする事によりクリック操作ができる事で、マウスより確実に静かだ。
さらに最近のパッドは、左右ボタン中央部のスイッチに代えて右端や下端部にスクロールホイール機能が付いていたりもして便利だ。
しかしながら、依然としてドラッグ&ドロップ、長距離のポインタ移動、クリックしながらのマウスジェスチャ操作など、不可能ではないにしても、圧倒的にマウスが便利という操作もあり、机上で使うならマウスも必要であるという点は進化していない。