標準のキーボード

投稿者: | 2020-07-09

標準のローマ字入力やJISかな入力などではない独自の入力方式を使っていながら考えが矛盾していると思うが、キーボードそのものは標準の配列になっているものを選びたい。
ノートPCやコンパクトキーボードなどでキーが省略されていたり、キーそのものの大きさが標準的なものと異なっていたりするのは、可能な限り選ばないようにしたい。
キーピッチが19.5mm程度のもの、これは左右のピッチだけではなく上下の段のピッチもそれになっているもの、特定のキーが別の場所になっていたり入れ替わっていたりしない配列のものを選ぶのが安心である。違った配列やサイズのもので慣れてしまうと、他の環境に移りにくくなったり、使えなくなったりするからである。
しかしもちろん、標準と異なる配列のキーボードは、そんなに多いという訳ではない。ノートPCはメーカー毎にそれなりに独自性があるが、外付けのキーボードは概ね標準的な配列とサイズのものがほとんどである。ただコンパクトキーボードのクラスになると、そのキーボードと特徴的な配列になったりするので、今後ずっとそのキーボードを使う覚悟をした上で選ばなければならない。
海外メーカー製のノートPCなどは特に、標準のJISの配列と相当異なったものが結構ある。これは、US配列などのオリジナルの配列から無理にJIS配列のスタイルに変更しようとした結果であって、実際、今後はそういう間に合わせのJIS的な配列のキーボードを備えたノートPCなどが増えてくる。
そういう場合でも、キーボードは外付けで標準的な配列のものを使うようにすることで問題はなくなる。
東プレのRealforceは、ずっとそういうキー配列は標準に準拠していると思っていたが、R2になって、JIS配列のものはスペースキーが長くなったので、変換キーなどの位置が従来のJIS配列と異なるらしい。変換操作などに変換キーを多用していた人にとっては、こういう変更は困る物であるようだ。ただ、Majestouchなどでも長いスペースバーを採用したキーボードはあり、そういう高価なキーボードから変わっていくと、頻度高く使うユーザがそういう仕様に慣れていくので、今後それが他のキーボードにも波及して標準になっていくかも知れない。