ノートPCには、以前は無線LAN子機が内蔵されていなかったので、PCカードとかUSBとかで子機を増設してやって、それで無線LANに接続してやる必要があった。今は無論、無線LAN子機が内蔵されているのが当たり前で、逆に有線LANポートのない機種も多くなってきたくらいである。
その内蔵子機は、だいたいモニターの枠部分辺りにアンテナが入っているらしく、受信感度はUSB子機などに比較して良いはずなのだが、それでも当初は親機との相性などもそれなりにあって、接続しにくい環境も珍しくなかった。
自分の場合も無線で接続する環境は決して良いわけではない状況であったので、様々な子機を試したが、繋がったり繋がらなかったり、本体内蔵子機もそれは同様で、毎回苛々しながら使っていたものだった。
だが無線環境をAterm親機にしてそれとセットのイーサネットコンバータ子機から有線で使ったりしているうちに、PCも新しくなったのもあったりするが、機器更新の度に無線環境は改善されて、本体内蔵の子機でも問題なく接続できるようになってきた。接続しても切断されることがほとんどなくなってきたりしている。
SSIDをステルスにしていた最近までは、それでもSSIDが探し出せずに接続が出来なかったり、有線からの切替が上手くいかなかったりしたことも少なくなかった。しかしステルスはやめにして、ルータも変更したせいもあるが、ストレスなく接続も出来るようになってきている。
最早内蔵子機は当たり前なのだから、こうでないと困る。
ただ、Windowsでは過去のように無線のプロファイルがどれなのかということがほとんどよくわからずに、必要な設定がきちんと保存されているのかとかそういう管理の方法も変わってきて、自由度が低くなっている状況もある。