独自の入力方式

投稿者: | 2021-06-02

サポートやその他の理由で自分のPCを触る人が居るとすると、絶対に普通のローマ字入力ができないということに驚き、どういうことだと説明を求めてくるに違いない。
ローマ字入力のカスタマイズにより、普通のQWERTYローマ字ではない入力方式を使っているので、その説明を実際にはどうやって、どこまですべきかと考えている。
説明は、あまり専門的になってもいけない。PCやアプリケーションに詳しくない人でも理解してもらえるよう、適度なレベルで説明する必要がある。
次のようなことくらいを言うのが妥当なのか。

普通のローマ字入力でも仮名入力でもない独自の入力方式を使っている。
それの方が快適に入力が出来るからである。
普通のローマ字入力の入力効率は特別良い物ではなく、むしろ欠点が多い。
規則性のないQWERTYのキーボード配列に由来する。
これをDvorak配列に置き換える。
Dvorak配列では母音は左手ホーム位置に並んでいる。
IMEの定義をカスタマイズしてDvorak配列によるローマ字入力としている。

ひとまずここまでの説明でも十分かも知れないが、更に次のような説明もしたい。

そこまでだと打鍵数は普通のローマ字入力と変わらない。
二重母音、撥音が続く音節などに定義を割り当て、打鍵数を減らしている。
こう、さい、てい、なん、ほん、みん、などが2打鍵。
しょう、きゅう、ちょく、などの拗音の一部も2打鍵割当がある。
これによりローマ字入力より平均17%程度もの打鍵数を削減した。

これ以降の説明は、やや専門的な点もあるので、興味を示した人向けということになる。

ATOKなどIMEの制約で、標準のDvorak配列とも少し異なっている。
IMEがオフの時の半角英数字入力は普通のQWERTY配列。
両方式の混同はさほど生じず、切り替えた直後だけ。
ATOK、Google日本語入力のほか、DvorakJを使いMS-IMEでも実装可能。
JIS配列、US配列共に使える。
使わない入力方式は段々忘れていく可能性がある。
様々な環境で使えるかどうかは自己責任となる。
自分でなんとか対処出来るスキルは必要。

というような説明で、あとは興味を持ってもらった分野の話を詳しく掘り下げてゆけば良いのである。

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