キーボードは基本的にPCに接続して使うための付属機器であるので、使うPC毎に外して持ち運ぶというような考え方は根底にはないのであるが、HHKBなど小型のキーボードの場合はそれも可能となる。
だが、毎回、USBケーブルの抜き差しという作業を伴い、これがやはり面倒なので、基本的には使うPCそれぞれに使いたいキーボードを用意して接続しておいて使うのが基本だった。具体的には自宅用と会社用とで二つ、使いたいものを購入してそれぞれに接続しておくというような使い方が一般的だった。
だが最近では、接続作業が容易な無線方式のキーボードも一般的になり、ケーブルの抜き差し作業が不要になってきているので、そういう状況も少しは変わってきているのではないか。最新のHHKBの場合、HYBRIDということで接続方式はUSBも可能だがBluetoothによる無線接続も可能で、最大4台の機器との接続設定を保持しておくことができる。これをキーボード側で適宜切り替える操作を行うだけで、別の機器に接続ができるのである。
60%キーボードなので大きさもさほど大きくもなく、重さは多少あるとしても、持ち運びには適している。こういうものであれば、持ち運んで切り替えて使うということができるし、1台の気に入ったキーボードをいつも使うことができる様になるので、理想的である。
そういう自分は、自宅と離れで別のPCを使うのに、Realforceはそれぞれ用意して使っているのであるが、最近文章入力など集中した作業にはHHKBも使うことにしている。どちらの環境でも使える様にしておき、時々持ち運び切り替えて使っているのである。