WPに関する各題

投稿者: | 2021-10-23

見出し機能を活用して、二つのトピックを一つにまとめるように投稿してみることにした。一つの記事だけだと短い場合もあるので、今後はこういう投稿の仕方もあって良いのだろうと思う。
何となくWordPressの投稿記事の場合、一つの記事がそれなりに大規模なものになるようなイメージではないかと思うのである。いや、WordPressで作られたそういう、ある程度ボリュームのある記事を目にすることが多いからだろうか。

固定ページの自由度

WordPressでは、ブログのような投稿ページだけではなく、固定ページの管理もできるようになっていて、固定ページ中心のサイトや投稿ページと組み合わせたサイトの構築もできるようになっている。
静的HTML側のコンテンツを、こっち側でも再現できるのかと、固定ページを作ってみたりもしているが、やはり静的HTMLを書く自由度に比較すると制約が大きく、同じ物はできないということがわかった。無論、やり方によっては静的HTMLを超えたり、それにはない利点があったりもするのであるが、デザインというかCSSの適用とか、テーブルの自由度などもそういうことに関しては旧来の静的HTMLの方に分がある。

WordPressを使って全てそれでやってしまうというのはもちろん管理方法として統一感があるが、既にHTMLサイトがあってそれを運用しているなら、あえてWordPress側に移植するようなことは、何か絶対にそうしなければならないという理由がないのなら、必要ないのかもしれない。

トラックバック

ブログを始めると必ずこれは何だと気になる機能がトラックバックである。今ではWordPressではピンバックというのもある。要は、ブログの記事と記事を繋げる機能のようなもので、一方のブログから自動的に通知が送信され、相手方の記事に送信元のURLが表示されるような、そんな仕組みの物だ。トラックバックを日本語で表現すると何だろう。「自動引用通知」みたいなものか。

そんなトラックバックは、ブログ初期の頃にはそれなりに一般的に使用されていたと思うが、今はどうだろうか。ブログ自体が、黎明期のそれよりもSNS、Twitterのほうが主流になっているような面もあり、ブログはお知らせ的な面だったり、あるいはSNSよりも長文の記事だったり、固定のWebページに代えたりアフィリエイトのためであったりするような、かつてのウェブログの用途とはだいぶ違ってきているのではないか。
そんな中にあっても、トラックバックはもっと活用されても良いと思うのだが、おそらくそんなには使われなくなったような気がするのである。

WordPressでも無論そんなトラックバックの機能はあって、おそらく他のブログのURLが含まれていると自動的にピンバックかトラックバックが送信されるのだろうと思った。これは最近の他のブログシステムでも同じなのだろうか。
そう考えつつ調べてみると、Gutenbergと呼ばれる最新のWordPressでは、トラックバック送信の機能はなく、クラシックスタイルのエディタのプラグインなどを使わなければならないそうである。また自信の記事のトラックバックURLもテンプレートか何かをカスタマイズしなければ表示させることができないらしい。
ピンバックについては、上記のとおりURLを貼り込むだけでできるようなのだが、これは相手方もWordPressを浸かっている必要があるとのこと。

トラックバックを巡るブログの事情も変わってきているようである。

PING通知

トラックバックよりピンバックに似た機能なのかもしれないが、記事を更新したときに自動的にブログ更新を集めているサイトにPINGを送信する機能もある。Googleにもそれがあるらしいが、昔からあるものとしてはBlogpeopleなどが有名である。
ところが、このBlogpeopleも今年の6月くらいにサービスが終了しているようで、GoogleもそうだがこういうPING通知も機能していないサービスも多いようなのである。
WordPressに最初から設定されている「rpc.pingomatic.com」のような、どこか一つの所に送信できれば他のサイトにも中継してくれるような所にPINGを打てばそこから波及していくので、特にアフィリエイトなど収益を気にするような場合以外ならそれで十分なのではないかとも思う。
もちろんそれはそれがきちんと機能するなら、という前提は付くがそれを検証したり調べることは難しいので、信用するしかない。

ブログツール事情

トラックバックの所でも書いたとおり、今はSNSが主流になったので、従来のブログは最盛期に比べるとずっと落ち着いてきていて、ブームになる前の本来のブログの使い方に定まりつつあるのかもしれない。そういう気がする。
WordPressはブログツールではあるのかもしれないが、CMSとしての役割もあって、これがアフィリエイト的な、SEO対策がなされて検索上位に出てくる各種のサイトの土壌ツールにもなっているように感じる。
かつてのような、SEO対策など何も縁がないような、たとえばここのこれのような個人ブログには出会う機会が少なくなっているという気がするのである。実際そういうブログは少なくなって、短文投稿のSNSがそれに取って代わっているという事情もあるのだろう。

これまでもずっと、あまりそういうことは考えずにただ書いた文章を使ってきたブログサービスに投稿していたが、WordPressのサイトに乗り換えて様々な機能やデザイン、設定を見直す中で、そんな流れの変化を感じざるを得ない。