手帳の補充ノートなど

投稿者: | 2021-10-24

昔から綴じ手帳にはたいてい、薄い別冊のノートが挟み込んであって、住所録になっている。毎年新しい手帳に書き写すのが大変なので、別冊になっているとそれを次の手帳に差し替えることもできる。
ところが最近は、住所録の類いは携帯やスマホの電話帳であることがほとんどになってしまって、紙の住所録を持ち歩く必要がなくなっている。個人の住所や電話番号などはセキュリティ的な面もあるかもしれない。新しいタイプの手帳には、そういう住所録が省かれて、代わりにメモ帳ページになっているタイプのものも増えてきている。

能率手帳では、それを補充ノートと呼んだりして、最初から手帳に付いている物の更に追加用として数冊セットで売られていたりもする。能率手帳Goldには本体付属は住所録+ノートだが、住所録なしのノート部分だけの専用の補充ノートも2冊付属している。

補充ノート

そんな補充ノート、手帳本体にもメモページがあるので、それとどう使い分けるべきなのか。基本的に本体のメモ帳部分を使い切った時にそれを使うというのが基本だとは思うが、差し替えができるという点では、住所録と同様の考えで次の手帳に引き継ぐ物を書き込んだり貼り付けたりということが考えられる。例えば交通機関の時刻表などもその例で、そんなにダイヤ改正などあるものではないので、貼り込んだそれを新しい手帳に引き継ぐのに、差し替え式だと重宝する。
別冊のその補充ノートだけ持ち歩くということはあまり考えられないが、手帳さえも持ち歩くのに邪魔になるような場合だと、それだけ手帳から抜いて持ち歩けばメモ帳として使うことも可能だろう。
本体メモ帳ページに書くことはこれとこれ、と決めておいて、補充ノート側にはそれ以外のメモを書くとか、そういう使い分けも考えられる。

手帳やノート、新しい書く紙が沢山あるとなんだか幸せな気持ちになるような自分は、やはり未使用の補充ノートが手元にあるとなんだか安心する。多分使い切らないとは思うのだが、それに何を書こうかとか、これだけページに余裕があると思えば思うほど、その期待感が高まるのである。

使わない手帳

そういう考えも影響してか、時々、最初から使う目的が明確でないのに、手帳やノート類を買い込んでしまうことがある。コレクション目的といえばそれまでであるが、未使用を維持するのが目的でもない。実際、1ページ2ページは万年筆で書いて紙質を試してみたりする。
なので、時々年末近くなると使わない予定の手帳が増えたりするし、既に未使用のノートもそれなりにある。手帳ではないが、原稿用紙や便箋の用紙、プロジェクトペーパーなども幾つかのストックがある。
そういうことを言えば、他にも使い切らないであろう消耗品類はそれなりにあるのだが、これも、万が一いつも使っているものを使い切った時の備えというよりは、別の物、新しい物を使ってみたいという、それがいつでも選択できる状態であることの満足感から来るのである。