WPのバックアップ

投稿者: | 2021-10-27

どのようなものでも、作成したデータのバックアップは必要である。WordPressのデータやカスタマイズしたテーマ、プラグインなどもそれを作成しておくことが望ましい。
記事に関しては、定期的にエクスポートでDBから抽出して取得しておくということが最も簡単で、これはXMLとは言え中身の実態はテキストファイルなので、ローカルでの検索DBとしても応用できるし、他のブログシステムへの乗り換えの必要が生じた際にも活用できる。
他には、プラグインを利用してDBそのものやアップロードしたファイル、テーマなどのバックアップを定期的に作成することもできる。こうしてバックアップしたものは復元も容易にできるようだ。

そういう、プラグインを使ったバックアップの頻度は、どれくらいの更新頻度かということに関係してくる。記事を毎日更新するなら毎日の更新週に数度程度なら、週に一回とかでも良いかもしれない。保存しておく世代数も、容量とも関係するが、直前に戻せれば良いだけなら一つか二つくらいで良いし、何世代も遡る必要があるならその世代数を取っておくのが良い。
このほか、大きな改変を加える前には手動でのバックアップを取る手段が用意されているので、スケジューリングせずにそういう活用の方法も考えられる。

バックアップ先としてはDropboxなどのクラウドストレージに取るのも安全性からすると合理的ではあって、そういうバックアップも必要だとは思うが、とりあえずサーバ側の容量が十分にあるなら、サーバ内あるいはサーバ内の別領域に取っておくというのも選択肢としては間違いではないと思っている。今のきちんとしたレンタルサーバサービスなら、サーバ自体にトラブルが生じる可能性は低いし、セキュリティも高くサーバ自体のバックアップも取られているからである。

このようなプラグインは、だいたい有料版の機能限定で無料提供してもらっているという種類の物が多い。限定された機能ではこれがしたいという場合にサポートされていないという場合も少なくなく、本当は全て無料で機能も充実したものがあれば一番なのだが、そう上手くはいかないものである。

追記

バックアップのプラグインとしては、UpdraftPlusBackWPupの二つがよく紹介されている。両方試してみたが基本的なバックアップ機能については差はなく、どちらを選択しても問題ないと思われる。
ただ、どちらも有料版の提供から機能が制限された無料版が一般的であるが、制限される機能の差はある。UpdraftPlusでは、任意の時間を指定してバックアップすることができず、毎日、何週間ごとなどの幾つかの選択肢から選べるだけである。BackWPupでは、Googleドライブへのリモート保存ができないなどの差がある。
無料版を使う場合はそういう差を考慮して選択する必要がある。