ブログ歴を調べる

投稿者: | 2021-10-30

これまで、ブログをいつからどのようにやってきたかを、保存してあるログ類などから調べてみた。全てバックアップを兼ねて保存してあったつもりだが、整理の仕方が統一されていないので完全正確に把握することはもうできなくなっている。
ブログは自分も色々やってきている。ブーム当初はブログ・ウェブログとは何をするものなのか、日記サイトとは違うのか、ブログの定義とは何なのか全くよくわからず、それでも今後の主流はこれだということで、とりあえず始めてみたのが2003年の12月であったようだ。

最初は多くの人がウェブログと言っていた、まだそんな黎明期であった。ブログサービスとして有名だったチャンネル北国tvというサービスを利用する形で始めたものの、その僅か2日後にはiswebというinfoseekのレンタルサーバで、早速Movable Type(当時のVersionは2.64)で構築してサイトを作成し、運用し始めている。
2004年4月には、OCNのブログサービス「ブログ人」の有料サービスも並行して使うようになった。ブログ人はTypePadという、MovableTypeの有料版サービスを使っているもので、MovableTypeとも共通していた。最上位の容量のサービスにして、MTと共にテンプレートをカスタマイズしたりして運用を続けることになった。

2004年8月にはiswebのサービスが重くて使えなくなったので、この時点でLolipop!サーバへ移転をしているようである。同年10月には、何故かMovbableTypeを英語版3.11辺りを使うようになった。おそらく日本語版リリースより最新の版が使えるからで、これの日本語化にも手間をかけてやっていたような記憶がある。
2005年2月には、別館として開設していたブログ人のサービスの利用をやめている。費用がそれなりに高いと思ったからではなかっただろうか。
2005年8月にLolipop!のレンタル契約を終了させるまでにはMTは3.2まで順次更新しているが、少し遡って5月にはChicappa!のサービスを利用することにして契約し、そこへの移転を始めている。Lolipop!と同じ運営母体で、それより少し要件が良かったからだったと思う。

だがそうではあっても、ブログ自体の飽きか、あるいはサーバへの費用負担が嫌になったのか、そのChicappa!も2006年6月までには廃止した。おそらく、ここから半年ほどブログはやらない期間だったか、別の何かの無料サービスを試したかで、結局は12月に再びOCNのブログ人を始めた。このときは無料のプランであったようである。
今のこのブログの最も古い投稿データが、このときのブログ人のデータである。TypePadのベースなのでMT形式のフォーマットのアーカイブで出力できているため、取り込みも容易にできているのである。

2008年の9月からははてなダイアリーに切り替えた。はてなダイアリーは、この時の利用が2回目であったはずだが、はてなダイアリーもまた、MTアーカイブ形式での出力が可能であるので、このサービス利用時のデータも、今に引き継いでいる。
ブログ名の「Aperture Priority」はこの時に採用した名称であるようだ。

しばらくそこからはてなダイアリーの時期が続いたが、固定HTMLでのサイトのためにレンタルサーバを借りた、さくらインターネットのサービスでさくらのブログが無料で使えるということを知り、2014年8月に、ここの直前のさくらのブログにはてなダイアリーから移転した。データもはてなダイアリーから引き継いだ。

その後は、さくらのブログで特に不満は生じなかったので、ここから長く、つい先日の2021年10月までやってきた。同年3月には新規ユーザの登録が終了し、サービスは当面使えるとのことではあったが、この先縮小あるいは廃止されるのだろうと、移転先を探していた。
WordPressでのサイトは当初は構築や管理の手間と費用を考えると選択肢には入らなかったが、他に妥当なサービスも見つからないので、やはりWordPressでやってみることにして、レンタルサーバをXserverに移転して構築したのである。
活用していたさくらのレンタルサーバでは、WordPressが利用できるプランに変更したとしてもサーバ移転作業が必要になるので、それならもっと要件が魅力的な別サービスに乗り換えるほうが良いと思ってXserverを選択した次第である。
構築当初のWordPressは5.8.1で、この先逐次バージョンアップしていくことになると思われる。

ブログを始めた頃

きっかけははっきりとは覚えていないが、その頃ウェブログが話題になるようになって、「ウェブログ★スタート」という本で情報を得たのが直接的な理由だったかもしれない。同じく話題になった「ウェブログ・ハンドブック」という、奇抜な装飾の舶来本も読んだ。今でも手元にあるが、その頃はMovableTypeが全盛で、各種のブログサービスも徐々に始まるという頃、TwitterなどのSNSはまだ全く知られていないくらいの時代であった。
日記のように、こういうような文章を書く場所というのがあるのは面白いし、そういうブログツールで遊べるのも面白いだろうと思って、それで始めたような感じでもある。

とりあえず何でも良いから無料のサービスで、ということで、当時ある程度もう有名なサービスだった北国tvを使い始め、やはり自分で構築してみたいという欲求から、すぐにMovableTypeのサイトに転換したのだろうと思う。

MovableTypeから

MovableTypeについては、数年に亘り相当触ったと思う。何度も再構築したし、テンプレートのカスタマイズもずいぶん行った。Webでの情報もあったが、関連する書籍も何冊もある。相当の手間をかけた記憶がある。HTMLの知識とWZ EDITORが随分役に立った。

それはそれで面白かったが、結局それで管理していくのが面倒になって、はてなダイアリーとか、その後は無料のサービスを使うようになった。バージョンアップの度に全部確認して、テンプレートを適宜修正したり、構築の方法を変えて、一々再構築作業をしたり、その最新を追いかけなければならないのがとにかく面倒に感じるようになったのである。
無料のサービス利用なら、そんな心配は不要なので、そのほうがずっと楽で記事を書くことだけに集中できるというものである。

そうして考えてみると、今まで利用していたさくらのブログまで、その考えを変えずにやってきたということになる。

WordPressへ

MovableTypeの頃は、ほとんどその名も聞いたことがなかったWordPressが、いつの間にかそれに変わって主流になっていて、もうWebサイト全体の4割くらいがWordPressという状況になってきているようだ。もちろん興味は持ちつつ、それを始めるとMovableTypeの時のように構築や管理そのものに時間を取られる事になるのだろうと危惧して、さらにはレンタルサーバの費用も必要で、中々それに変更しようという気にはならなかった。上述のとおり、さくらのブログが縮小化する方向にもなり、他のサービスも自分のやりたい条件に適うものが見つからない。

改めて調べてみるとサーバの乗り換えは必要だが自動インストールで構築したら簡単にWordPressも利用できるようになっていて、プログラムの更新もある程度自動化されているし、それだけシェアが高いならコミュニティも情報も豊富で、そんなに困ることもなかろうと、そもそも興味があるものでもあったので、こうしてやってみることにしたというわけなのである。
だが無料のものを含めてこれまでブログはずっと、様々なものでやってきているので新たな感動はそんなに大きなものとしてはない。