最近従来のサービスから切り替えてWordPressでこのブログを構築しているので、どうしてもそれを触る機会が多くなっていて、WPについての記述も増えている傾向にある。本日はSEOプラグインと、WPに関する書籍の事情についての2題である。
SEOのプラグイン
このブログで今使っているIconic Oneのテーマは、WordPressで世界一使われているYoast SEOのプラグインと互換性があるという。互換性というのはどういうことか、翻訳してそうなっているのでニュアンスはわからないが、おそらくテーマに適合する、このプラグインが使えるということと考えて良いのではないかと思う。
そもそもこのテーマはSEOに適した形になっているはずなので、本当にそんなプラグインでさらにSEO対策をしなければならないのか、その種のプラグインが要るのかと問われると要らないような気もするが、インストールすると記事のSEO状況がチェックできたりもするので、とりあえず試してみることにした。
インストールして有効化してみても、テーマそのもの、見かけに変化があるわけではないようだ。内部のdescriptionだとか、ナビゲーションだとか、そういうところが最適化されるのだろう。もちろんすぐに何か効果が実感できるようなものではないとは思う。
設定画面はわかりやすいが、それを入力したり設定したりするとどうなるのかは、実際よくわからない。国内ではAll in ONE SEOのほうがシェアは高いのか、その解説は多くあるが、Yoastのほうはそれに比べると少ない気がする。よくあることである。
記事内容をSEO的な観点からチェックしてもらえるのは有り難いという気もするが、それの評点が高くてGoogleなどのスコアが上位になるもならぬもまた面白いもので、サイトがひとまずGoogleで行き着くことが出来れば、だいたいそれでいいのである。
収益を目的とするようなブログでもなく、そんなにたくさん訪問者を呼び込みたいというわけでもないので、やはり要らないかもしれない。プラグインは入れるほど動作にも影響を与えると思うので、多分早々無効化かアンインストールをして、なるべくプレーンな状態にしておくことする。
テストサイト側では、All in One SEOもどんなものなのかやってみたが、これも基本的には同じで、どこをどう設定したらサイト側のどこがどうなるのかなど、わかりにくいし、きちんとSEOの知識が無いと、用語自体もわからないものがある。
やはり、SEOはきちんとそういう勉強をした上で、理解してから導入するべきものであって、闇雲に何でもプラグインをという考え方はよろしくないのである。
WP書籍
WordPressをもっと知りたいと思ったときに、Webに情報が溢れかえっているこの時代、書籍などあえて買う必要があるのかということになるのだが、やはりきちんとまとまって一連の情報になっているのは書籍であるし、画面をスクロールしてみるよりも手に取って印刷されたものを見る方が確実だと思うところがあって、そんな書籍も色々探してみた。
MovableTypeを使っていた時もそうだったかもしれないが、書籍の傾向は二分されている。一つは完全なる初心者向けのもので、WordPressで言えばレンタルサーバの契約段階の説明から一通り、サイトを構築するまでの一連の流れになっているものである。
もう一つは、専門性の高いもので、既にインストールはされている前提とか、そういう説明は極力省略されていて、デザイン、テンプレート、テーマのカスタマイズとか、PHPのファイルをどう修正するかだとか、そういう中・上級者向けの内容になっているものである。
もちろん、その中間的なものもあったりするが、どういうスキルの読者層向けかがわかると選ぶ方としても都合が良い。
さて、そんな自分は、WordPressは初めて使うので初心者には違いないのだが、それでもサイトの構築までは一通り終え、それなりに初歩から運用に至るくらいの知識は得ているつもりであるので、完全な初心者向けの内容は必要ない。かといって、専門性の高い、プラグインを自作するとかテーマを新たに作り出すとかも、自分がこれからやりたい事とは違っている。
多分、一番必要であるのは機能のリファレンス的なものであるのだが、これはWordPressに限らず、そういう編集の仕方がされている書籍というのは本当に少ない。初心者から中級者まで対応した、一連の流れでの内容のものは多数有るし、それ以上の専門的な内容もあるのだが、機能の解説をきちんとしたものがない。公式的な所を探せばあるのかもしれないが、最近のこういうアプリケーションのマニュアルはそういう公式的な場所における公開においても省略される傾向にあるのでやはり目的の物が見つからないのである。
しかしやはり、どういうものでも良いので、自分のレベルに応じた書籍は入手して手元にあるのが良い。Webを検索して必要な情報が得られても、毎回それを印刷して保存するわけではないし、Webのコンテンツはいつ閲覧不可になるかわからない。書籍なら、その時に入手してしまえばその先ずっと、何時までも参照ができるのである。