ブログ歴も然る事ながら、もっと古くからやっているのがWebページ、ホームページの作成である。インターネットを始めた頃からだから、もう相当前からのことで、始めたり終わらせたりをブログ以上に繰り返している。
サービスの利用、そのサーバスペースでの利用を終了する時にデータのバックアップは取っていたりするので、そのまま今でも復元もできるのであるが、いつ頃何の目的で始めて終わらせて、どのくらいの範囲で公開していたかなどは正確にはわからず、ある時点で取得したバックアップと最終のバックアップとで重複もあったりして、結局よくわからない状態のものが多い。
その当時の趣味的なこと、傾倒していたことなどが知れて面白いのであるが、そういうものを今から再び公開できるかというと、それほどのものは一つもないのである。
最初の頃のWebサイト
古くは、プロバイダから提供されるホームページスペースを使っていた。これは基本的にプロバイダの料金の中に含まれて、無料で使用できる数MBから10MBとか、せいぜいそのくらいの容量のサーバスペースである。
当時のホームページは写真画像などはほとんどなく、文字情報中心のサイトであるので、そのくらいの容量でも十分なのであった。
実は今でも、テキストのコンテンツが中心になっている固定ページのサイトは10MBの容量に満たないくらいであって、大容量のレンタル領域からすると微々たる容量である。
最初の頃、そんなプロバイダのサービスのスペースで、本当に最初はFrontPage ExpressというMSの、Internet ExplorerのオマケみたいなアプリケーションでページのHTMLを作成していた。まだHTMLの基本もよく知らない頃である。
しばらくそれで更新を続け、テキストエディタでHTMLのコードを書けるようになったのは、それから数年後だった。タグ挿入型のHTMLエディタを使う時期を経て、当時から使っていたWZ EDITORのHTML編集機能を使うようになり、基本的なコーディングとCSSの使い方を覚えたのである。HTML3.2から、HTML4.0の頃だ。
基本的に、それ以来HTML書きはテキストエディタを使い、ホームページビルダーなどのツールはほとんど使ったことがない。これは現在に至るまで、そうしている。
プロバイダのスペースの他にも、TripodやGeoCitiesなど、無料のホームページスペースも使って、幾つかのサイトを立ち上げていた。だいたいデザインは共通させたりして、それをCSSで調整するのも面白く、このブログで書いているような雑記中心で、それを日記的に整理したりして、固定ページで作るブログみたいな感じのものを作っていたりした。
数年後にブログをやり始めて雑記的日記的なものはそれが主になるので、固定HTMLのそういうサイトはやめた。それが2003年から2004年頃だったのだろうと思う。
したがって固定HTML作成もその辺りで一旦休止して、その時期はMovable Typeでのブログ作成、WZ EDITORを使ったMTテンプレートのカスタマイズと記事書きが面白くて数年続けることになった。
有料のレンタルサーバへ
一方では、PukiWikiを使ってメモ的な内容の整理をWeb上でやってみたりもしていて、HTMLのコーディングに関してはブログのCSSを調整したりするくらいで、自分で書く作業とは無縁でやっていた。
AOURを始めたのが2007年頃なので、ブログのほうにそれの定義に関する記事も書いていたが、それを説明するのにまとめて固定ページのサイトが欲しくなった。一旦廃止したプロバイダのスペースを再び申し込んだのではなかったと思うが、Google Sitesを使って、簡易的にそれで良いと満足してしばらくやっていたのだったと思う。開始時期を覚えていないが、2008年頃だとすると、そこから次のレンタルサーバに至るまで7年もそれでやっていたことになる。そんなに長くGoogle Sitesでやっていたのか。
その辺から以降は、AOURというコンテンツがはっきりしたので、やがてGoogle Sitesでは満足できなくなる。再びWZ EDITORでHTMLコーディングをしてサイトを作ってみたくなるのである。無料のホームページスペースは広告表示と引き換えになるので、そういう煩わしいものがないサービスということで、有償のホスティングサービス、レンタルサーバをやってみることにしたのが2013年である。
小規模なHTMLサイトを運用するのが目的だからと、最低限のスペースの安価なプランで十分間に合うはずとしてスタートした。
レンタルサーバ、ホスティングのサービスなので、サブドメインを選べたり、メールアドレスを自由に作ったりということもできる。PerlやPHPなどの環境もあって、それ以前にブログのMovable Typeをインストールして運用したときのような、サーバそのもので色々やってみることもできるのだが、それが目的ではないので、特にそこは気にしないでおいた。最安プランでも容量は10GBあって、それで十分だった。
WordPressの利用にあわせて
有料のレンタルサーバということでは、そのMTを使うとき、2003年頃に借りたのが最初だから、その際が初めてというわけではなかった。最初に借りた際の容量はおそらく数GB程度だったように思うのだが、プランの詳細はもう調べられない。MTやPukiWikiを動かすためのPHPだとか、MySQLのデータベースの機能、メールなども使えたのは間違いないが、そういうことも、もうあまり覚えていない。ただこのときのサーバには固定HTMLのサイトは構築せず、とにかくMTを使うことが目的だった。
最安プランのレンタルでは、WordPressができないが、それをやるためには仮に同じレンタルサービスのプラン変更でもサーバ移転となるため、他社サービスで要件の良いものにすることにして、この度変更・移転作業を行っている。
10GBでさえ使い切れなかったが、今度のサービスは数百GBもの容量があるので、WordPressでサイトを構築したとしても当面大量に余裕がありそうだ。ただ、そういう空きを確保しておくのは活用の可能性なので、安心感もある。
AOURの小規模なサイト(それでも数十ページはあるはず)も、新サーバに移転し終え、新しいドメインでの運用を開始したのである。
ドメイン
そういう流れで、何度もWebサイト、ホームページのスペースを借りての運用をしてきたが、ドメインがどういうものになるかは、これまではプロバイダやホスティング事業者任せであった。すなわち、それがURLを左右する。
プロバイダなどの供給スペースでは、プロバイダのドメイン配下に「/~abcde/」のユーザ名などが付加されたURLになった。URLにはさほどこだわりはなかったので、そういうものだと思って特に不満もなかった。
ホスティングサービス、レンタルサーバサービスなどでは、もちろん独自ドメインも使えるが幾つかの候補のサブドメインが使えたので、それを使った。一応それで、プロバイダやサービスのドメインとは無関係なドメインで、ある程度の自由度に基づくURLを使うことができたので、基本的にはそれで満足だった。
実を言うと、かなり初期の頃に有料で独自ドメインを取得してみたことがあったのだが、実名登録した情報がWhoisで検索できてしまうということを知り、すぐに廃止したことがあった。
だが今は、取得事業者が代行してくれるようなので、そういう心配はなく、またそういう独自ドメインの取得が無料になるサービスもあって、それを利用して初めて独自のドメインを使うようになったのである。
当面、これで運用をしていく。