AOUR211230

投稿者: | 2021-12-30
typing

「を」の定義「wl」を追加してから連日の更新となるが、AOUR211230として、「ァツ音節入力」と呼ぶ定義群を追加した。
「ァツ音節」とは、そういう呼び方が妥当かどうかは別として、ア段の音の後に「ツ」が来る「かつ」「さつ」「たつ」「なつ」などの音節である。出現頻度の高さで特に高いかどうかは、きちんと計測しているわけでもないが、これまで「特定定義」として「がつ」「だつ」などを入れていた関係と、他の入力方式でも確かこのような定義群があったりするものもあって、割り当ての空きを調整したらできそうだったので定義群として追加したのである。

この定義群の追加により、たとえば「着脱」はローマ字では「tyakudatu」の9打鍵に対し、従来のAOURでは「v;hakf」の6打鍵だったものを、「v;hh」の4打鍵まで減らすことができるのである。ローマ字入力の半分以下で、さらにはJISかな入力のShiftつき7打鍵よりも少ない。

割り当ての調整で、特定定義の幾つかを廃止したが、それでも定義数は546となりATOKの場合の限界550でもうほぼ満了である。これ以降の定義群追加は、選択定義、オプション扱いとした出現頻度の低い外来語特殊音を削除しながらでなければならない。
今後は、限界があるATOKはそのように選択定義を廃止するが、Google日本語入力やDvorakJなどまだ限界まで余裕があるものはそのままにして追加するかもしれない。

とはいえ、これ以上何か定義群を追加するものがあるかというと、ないわけでもないものの、出現頻度からすると特にこれという物はない。「ァク音節」、「ァツ音節」と来たので、この2音節目に「ク」や「ツ」が来る他の段の音節群がやや高い頻度なのかとも思うが、いずれにしてもきちんとした統計に基づくものではなく、他の入力方式の参考だったりしているので、さほどの根拠はない。