ポータブルHDD雑感7

投稿者: | 2008-02-12

個人情報の保護と、情報流出対策の必要性が叫ばれるようになってきて、データの暗号化という事もようやく一般的なユーザのレベルにおいても意識されはじめてきた。
パソコンもデスクトップよりノートパソコンは持ち運ぶ機会も多く、リスクもより大きい。HDDも3.5インチの据え置きのものもそうだが、ポータブルHDDもより持ち出される機会が多いために、保護対策、データの暗号化が重要な意味を持ってくる。

パソコン本体のHDDの場合、かつてはBIOSにパスワードを設定したりする事しか手だてがなかったが、これだとHDDを取り出されて持ち出されてしまうと意味がなかった。
今はドライブ自体を暗号化する技術も一般化したのに加え、特定の本体にインストールした暗号化ソフトウエアでのみ、あるいは搭載した専用のチップに暗号化の鍵を保管して、別の本体に取り付けても復号できなくしたりする事もできるようになった。

外付けのポータブルHDDの場合も、指紋認証機能が付いたものもあるようだが、一般的な流出対策は暗号化だ。
これも、重要なデータだけ、あるいは重要なフォルダだけ暗号化するという方法から、ドライブ全体を暗号化してしまうものまで様々だ。
一長一短があるのでどの方法が最も良いとは言えないが、何らかの対策は施しておく事が重要であると思う。

これも、HDD製品にはそういう事ができるユーティリティソフトが付いてくるものなので、活用してみるのがよい。
一定以上の強度の鍵で暗号化がされていれば、その鍵さえあわせて搾取を免れることができたなら、まず安全と考えて良いだろう。