そもそもMOLESKINE自体が手帳であるわけなのだが、そのMOLESKINEから、いわゆるスケジュール表付きの、一般的に手帳と言われるタイプの手帳もリリースされている。例年、売り切れが出るし、他に手帳は使う製品が決まっているので多分購入する機会はないなと思っていたら、意外と普通に取扱店には各タイプが揃っていた。
ちょっと使ってみようと思い、18ヶ月タイプのハードカバーのを入手。MOLESKINEと言えば、やはりハードカバーでしょう。
カレンダーと、各種付録の後にメインのスケジュールページがあるが、これがレフト式。つまり、見開き左ページに1週間の各曜日の欄が並び、右ページはメモ・ノートスペースになっている、尤も一般的な手帳のスタイルの物だ。自分は、他にバーチカルや週間タイプなども少し試したりしてみたが、やはり標準的なこのレフト式(あるいはゾーンタイプ)が最も使いやすいと感じる。
そのレフト式手帳が、そもそも好きなMOLESKINEにあるのだから、まあ使ってみたいと思わない選択肢はない。
しかしながら、少々の難はあった。
- 海外製である点
- 土日が半分になっている点
- ノートページが少ない点
- 余計な付録も多い点
まず、海外製であるという事で、日本語表記はなく格好は非常に良いのだが、祝日などがわかりにくい。一応、世界各国の祝日に対応はしている。
また、ありがちだが土日のスペースが平日の半分になっている点も惜しい。週末の予定も同じ感じで書きたいのだ。後述するがむしろ、週末の予定をメインに使いたい。
さらに、18ヶ月タイプは、末尾にごそっとあるノートページ(あるいはブランクページ)がほとんどない。その分、18ヶ月のスケジュールページに割かれているわけだ。
度量換算表あたりは良いとして、世界のタイムゾーンや服のサイズの国際換算などは、余り使わない。タイムテーブルなども、使い方がよくわからないと思ってよく考えたらこれは学生用か。個人的にはアドレス帳は使わないので、それも無くて良い。
無論良い点もある。
- MOLESKINEそれ自体が格好良い
- 月曜始まりである点
- レフト式である点
難点のうち一番の問題は、ノートページが少ない点なのだが、これは、これまで使わなかった7月から11月までのページの右ページを代用したり、個人的に使わないアドレス帳(インデックスが付いているが、中身は普通のルールドノート)で代用したりする事ができそうなので、まあ問題はないかも知れない。
そうではあっても、やはり仕事用手帳としては、これまで使っている能率手帳ネクサスゾーンが良い。紙質もさることながら、きちんと日本の祝日など身近なカレンダーに対応していて、曜日や日付がはっきりとわからないと、微妙に不便なのだ。元号・年齢換算表も時々使う。
なので来年もメインの会社用としての手帳はネクサスだ。
MOLESKINEはプライベート用として主に使うつもりである。スケジュール的な部分は分けない方が良いし、明確な区分はあまりしないが、仕事として重要な事項は仕事用に、プライベートで重要な事項はMOLESKINEに、という簡単な使い分けをするのだ。双方に重要なスケジュールは双方に書いておく。たまに照合する。
以前にもこの方式でやっていたので、特に2冊あっても不便はなく、特に面倒も感じない。自分の場合、一番の理由は、会社の仕事用の手帳にプライベートな色々を書きたくないというのがあって、むしろ1冊にまとめない方が能率的に手帳を使う事ができるのである。
これまでも2冊に分散していて、それが原因で困った事はないので、まあ良いのではないかと。