ローマ字入力とかな入力

投稿者: | 2008-12-21

キーボードでの日本語入力を習得するのにどっちが有利かという事でよく比較検討されるテーマである。いずれも長所短所があり、どちらが優れているというものでもないのだが、だいたいの結論は、いずれかの方法が有利であるとまとめている。

その慣例に従うと、自分としてはローマ字入力のほうが汎用性が高い分、有利であると言わざるを得ない。

Wikipediaの相当項目から得るそれぞれの長所・短所はだいたい次のようなものである。

ローマ字入力は、それを習得すると、併せてアルファベットの配列も習得できる事。数字や記号などがシフト操作をしなくても入力できる事は、普通に文章を書く作業に当たっては、実は大きく有利な点なのだ。

普通の日本語の文章は、漢字とかなからのみ成り立っているわけではなく、数字やアルファベット、鉤括弧などその他の記号も割と多く含まれている。これらの入力も避けては通れない。かな入力の場合、数字でも入力を切り替える必要があるし、句読点を入力するのでさえシフト操作が必要である。

ローマ字入力は、使用頻度の高い句読点や中点、鉤括弧、数字、キーボードに刻印されている記号の一部はIMEをオフにする操作無しに入力することができる。

ローマ字入力の短所は、やはり打鍵数が総じてかな入力よりも多くなることである。しかしながら、タイピングの速度を競うというのでもない限り、これが実務上の不利になるということは稀である。タッチタイピングができるようになると、ローマ字入力は目で見て打鍵するのではなく、指が自然に動いて打鍵する。この動作に要する速度は、かな入力で1ストローク打鍵するのと、ローマ字入力で2ないし3ストロークの打鍵をするのとほぼ変わらない。AZIKなどの拡張入力方式を習得すること、工夫次第で1割から2割の打鍵数を減じることが可能で、かな入力はシフトキー操作や4段分のキー使用であることに起因するホームポジションからの手の動きを相対すると、体感的な速度も労力もおそらく同じであるからである。

入力速度という点で同等であるならば、アルファベット配列にすぐ応用できる、また少ない操作で数字や記号が入力できるなどの利点があるローマ字入力のほうが、有利ではないか。

ワープロ専用機の時代頃までは、最初に入力する方式としてはかな入力のほうが一般的であったが、今はIMEのデフォルトもローマ字入力である。行段系の入力方式は思考が止まるなどとも言われるが、これも携帯電話のメール入力などで一般化しつつある方式であるから、そういう障壁は世代の移行に伴ってほとんど無くなることは疑いない。