オーストリアの事を漢字では墺太利と表記したりするが、この墺太利の墺という漢字のみを入力したい時、「おう」という読みで多くの候補から「墺」を探し出すのは結構大変だ。
墺太利は例の頻度が低いが、携帯の携、とか太陽の陽、とかで漢字を指定したい時は時々ある。
ATOKでは、こんな時のために、「墺太利」と変換しつつ先頭の「墺」のみを確定し、残りの2文字を捨てるという機能がある。
変換し未確定状態で[PageDown]を押下すると先頭1文字、[PageUp]を打鍵すると末尾1文字という具合である。
時々使いたいコマンドなのだが、このDownとUpの感覚が、どうにも覚えられない。普通のキーボードでは[PageUp]のほうが[PageDown]より上の位置にあるので、Upのほうが先頭1字と思えてしまうのだが逆だ。下にあるDownのほうが先頭1字なのだ。
これが全然覚えられない。
ノートパソコンになると、これらのキーがFnキーとのコンビネーションだったり横並びだったり(という配列のもあったような……)、HHKBではどこにこれらキーがあるのか……と、さらに感覚的にわからなくなる。
なので、便利なコマンドと思うのに毎回、先頭1文字を確定しようとして末尾のほうを確定してしまったりと、どうにももどかしいコマンドなのだ。
カスタマイズで変更してしまえば良いのかも知れないが、これをたとえばUpとDownを逆にするとまた変に覚えられなくなりそうだ。
[Ctrl]+[←]/[→]なんかに割り当てると良いのだろうか。