ワープロソフト機能巡り

投稿者: | 2016-02-07

ワープロ専用機の頃は、分厚いマニュアルがついていても機能は知れていたから、だいたいほとんどの機能を把握して使いこなすことができた。ワープロ部分だけの機能ではなく、ハードウェアとしてのワープロ専用機の機能を含めても変わらない。
パソコンのワープロソフトではそうはいかない。全ての機能を把握してそれを的確に使いこなすということはワープロ専用機の比ではない。Word検定や一太郎検定などを受ける以外、ほぼその必要がない。そもそも有り余るだけの機能があると思っているから、一通りマニュアルを最初から最後まで読むということなど普通はしないし、完全なマニュアル自体、冊子としては無い状態。かつて一太郎では全機能リファレンスのようなものもあったが、これも今は無い。使う側としても、以前と違って全部マスターしてやるという気力が失せてきている。マスターしている人もいるだろうが、多くはない。すでにワープロソフトは一般的なものになったからというところもある。
新版の一太郎が出て、自分の環境も新しくするこの時期は、一応どんなものであるかと検証するためにも、比較的頻度高く起動して使ってみる。普段使わないような機能も含めて機能させてみる。普段エディタで書いているような文章もあえて一太郎で書いてみたりもする。
テキストエディタほど自由度は高くないが、一太郎はそれなりに書く環境を好みにカスタマイズできるようになっている。ドラフトモードやエディタフェーズでは文字色や背景色などを自由にできる。多分、これはWordではできない。
そもそも一太郎は日本語文書を作成するためにあるべきと思われる機能は概ね用意されていて、これで書けば一連の文書作成作業は一通りできるということになっているから、ワープロとしての文書作成や日本語文章を書くのには最適な環境の一つに違いない。少なくとも自分でそう思っているから、軽快なエディタと完全版の一太郎の環境を揃えることでソフトウエア的にはおそらく申し分の無い状態なのだろうと思っている。
あとは「何を書くか」であるが、これは結局、自宅の環境ではこういうブログの文章程度しか長文に相当するものは書かない。なかなかそういう作業に割ける時間も無いが、特別な趣味を持っていない限りは皆だいたいそういうものだろうと思う。