原稿用紙と言えば、一般にはコクヨのものくらいしか知られていないと思うが、100均で売られている物も含め、他にも作っているメーカーは多数ある。本格的な物として名高いのはなんと言っても満寿屋の原稿用紙だろう。用紙の大きさや字詰め数、マスのフォーマットなど各種があるが、クリーム色を基調とした用紙に特徴がある。古風な雰囲気もあり、また目にも優しい。もちろん万年筆で書くことを想定して作られているので、裏移りなどもなく、万年筆の滑りも適度で使いやすい。
自分は提出用などではなく下書き用、原稿用などとして使うので、大きさとして使いやすいA4の縦書きのを使う。このタイプのものは天のりのしかないようだ。本当はバラのが良いのだが、そこはまあ良いだろう。
クリーム色の用紙は万年筆のブルーブラックのインクが映えて書いているだけで気持ちが良い。書く環境としては、そういう所も重要である。