会社用文具

自宅での事務的作業は基本私的な物であって、使うのは概ね私的な目的に限られる。
文具類も自宅より会社のほうが実務的に使うので、自宅でも会社でも使うような物の重点は会社の環境で使うことを考えて選ぶべきなのだろうと思う。
しかしながら、自分はあまりそういう感覚ではなく、良さそうと思ったもの、良さそうなデザイン、機能で選ぶことがほとんどである。そういう選び方をしていると、会社で使うのには向かないという場合のものも多くなってくる。
筆記具やノートがそれである。品質、機能やデザインで選ぶと気に入ったものを見つけ出すことが出来る。実際に入手して自宅で使ってみるとその良さに気付く。しかし価格帯が違うなど、支給のものや他の人が使っている物と比較するとかなり突出することになる。つまり、自分で気に入って用意した物を気安く会社の実務で使うことになるかというと、そうでない場合も多いのである。要望してその気に入った製品を購入してもらえるかというと、もっと安価に同じ目的を果たす道具があるので、かなり難しい。
そういう遠慮のようなところもあるし、気に入ったものは常に手元に置いて落ち着いて使いたいという気持ちもあって、折角良い道具を手に入れても持ち込んで使えない場合が多い。持ち運ぶ時やデスク周りで使っているうちに汚れたり傷が付いたりするのも使っている証拠で仕方ないことなのだが、それが少々嫌なのである。