Realforceには、押下圧が一定ではない変荷重タイプのキーボードがある。
45gの押下圧が中心だが、小指キーの範囲のメインキーが30g、ESCキーのみ55gという、3つの押下圧が混在しているタイプであって、Realforce以外ではそういうタイプのものは聞いたことがない。
変荷重キーボードは、文章入力が中心の人に向くとされる一方で、ゲーマーなどには向かないと言われている。また、前提としては正しい運指ができる人で、軽いキーを小指でちゃんと打鍵する人でなければその効果はない。
自分は45gの押下圧が最も快適だと思っていて、基本的にはその押下圧のものが一番良い。だが気分や体調、室温などの環境次第では硬いとか重いと感じることも稀にある。やや重いかと思うくらいがしっかりとした打鍵感に繋がって良いと思う部分もある。だが変荷重のキーボードの場合は、気分で打鍵感に影響するようなことはなく、だいたいいつも標準的に快適である。自分の作業は文章入力が中心でもあるので、もしかしたら最適なのは変荷重タイプなのかもしれない。
Realforceではこの変荷重タイプが一番特徴的なので、これを好む人が多いと思われる。また30gの押下圧のキーがあるキーボードも少ないようで、Realforceのユーザには全30gタイプを選ぶ人も少なくない。一方で、全55gの人は日本人では少ないのかもしれない。
キーの押下圧は、誤差もそれなりにあるようで、ぴったり何gというものでもないようだ。正直なところ30gと45gを比較しようとしても、よくわからない場合もある。手が暖まっているか否かなど状態によるものなのかただ単に感覚が鈍いのか、それでも変荷重の方が柔らかく打鍵が出来るとは感じるのだから、指だけはその違いを感じ取っているのだと思われる。