Windows

投稿者: | 2020-07-25

始めて使ったWindowsは3.1で、以来Windows 10に至るまでコンシューマー向けと言われるOSは会社も自宅も含めて全て使ってきたはずである。いや、Windows 2000だけはおそらく触っていないかもしれない。3.1に始まって、95、98、98SE、Me、XP、Vista、7、8.1、10という具合である。こう並べると8.0の頃も触っていないことになる。
自宅では3.1と95で1台いや2台か、98と98SEが2台、XPが1台、Vistaが2台、7が1台、8.1が1台、10が今のところ1台という状況である。
よく言われているように、MeやVistaはあまり良いOSであるという印象はない。Meは自宅PCとしては使ったことがなく、会社支給PCがそれだったことが一時期あるくらい。Vistaは自宅でPC2台を使った。Meはとにかく不安定だったという印象。よくフリーズした。
Vistaもどうも思うように動かないことが多く、短命OSでもあったが、自分としてはPCの寿命まで使った。8.1も7や10に比べるとあまり良い印象を持たれていないOSであるが、インターフェースで使いづらい所が多い以外は、実際そんなに悪いとも思えない。7からはだいぶ変わってしまったことが不評を買っているが、Vistaほど不安定でもなく、特に問題はないように思える。
最新のWindowsも良いが、古いWindowsの3.1などのインターフェースも嫌いではない。自分としては、Windows 95に乗り換えるまでの数ヶ月程度しか使わなかったことになるが、それでも最初に覚えたWindows体系操作なので懐かしいし、そういう操作体系は今も踏襲されている部分があって、全てのWindowsの基礎になっているという感じである。
Windows 95は、多くの人がWindowsのパソコンを使い始めるきっかけになったOSであって、これもまた今のWindowsの礎になっている。32ビットOSで長いファイル名も使えるようになったが、しばらく互換性などの点から半角英数字だけを使っているうちに、今でもまだ2バイト全角文字、すなわち日本語文字のファイル名には抵抗があるくらいである。長いファイル名はすぐ使うようになったが、スペースを含んだファイル名にはまだ抵抗もあり、数年前になってようやく、全角文字でのファイル名もその抵抗が少なくなったくらいである。98、98SEはその安定化を図った完成形である。このくらいのOSまでが構造的にもよくわかっていて、自作PCを作ったのも98SEであって、OSのパッケージを単体で購入したのもPC-98をアップグレードするための95と自作PC用の98SEだけだったように思う。
Meは会社PCのみで、これはもう否応無しに与えられたという感じである。短期間でXPのPCに変わった。
自作PCの故障により、ノートPCでXPにしたのは会社PCでXPを使うようになったのとどっちが先だったかは覚えていない。ただ、XPがリリースされてすぐというのではなく、数年ほどは時間が経ってからの更新だったように思う。NT系のOSということで、これまでのWindowsと考え方が変わる部分が多かったが、最初から安定性が高くフリーズなどすることもほとんどなかったので安心して使えた。インターフェースも丸みを帯びてカラフルで違和感はあった。従来のWindowsのデザインに切り替えて使っている人も多かったように思うが、自分は新しい方で慣れることにして、それで使い込んだ。SP2だったかSP3だったかにもアップグレードしたが、これが今で言う機能更新にあたる。
その次のVistaは、発売当初に新PCと共に導入した。その時点から既に酷評されていたのは、全く新しい操作体系や画面、UACの導入など違いが大きすぎたからだろう。新しいものはとにかく良いという考えもあったので、何とかそれで慣れたが、最初の頃はXPまでにしかきちんと対応していないものもあるなど、使いづらいと感じる面もあった。
ただ、Vista導入機は2台体制にしてしまったので、とにかくVistaが短命で次の好評の7がリリースされてもしばらくはVistaを使わざるを得なかったのである。
7にしたのも、Vista機が経年劣化で性能低下したことによる買い換えである。7はVistaの体系を引き継いでいるのに、Vistaで使いづらかった部分が修正されて、これがまたXP以来の好評OSになっていた。この頃になると、もうOSがどうというよりはブラウザを頻度高く使うなどクラウドのアプリケーションも多く使うようになっていたので、ネット環境が快適に使えるとか、Wi-Fiやネットワークの接続設定がしやすいかどうかなども重要なところではあった。XPモードというのもあって、7の中でXPを動作させるなどもやってみたが、さほど必要性はなかった。
2台目のVista機もだんだん不調になって、2台体制維持のためにWindows 8.1搭載機を導入したのは2015年頃だっただろうか。OSが新しくなるからPCを新調するというのはVistaの時だけで、あとは逆にPCを購入するタイミングで、その時点の最新OSということで8.1の導入に至った。8.0、8.1も7の後であまり良い評価はなかった。Vistaの時と同様に、全く異なるインターフェースなどが採り入れられたせいである。これは、今でも8.1を使っているが、タブレットデバイスを意識した画面構成は自分としても不満がある。
同様に、7機が不調で(正確にはそのSSDが不調で)動かなくなったので、数年前に最新のWindows 10機を導入して今に至る。
10は、8.1の新しい部分と7の安定性の両方を取り込んだような、これもまた完成形のOSであって、8.1由来の使いづらいと感じる部分もゼロではないが、半年ごとの機能更新を経て良い物に育っている。10以降のWindowsはないと言われているように、今後もWindowsは10を完成形として機能更新が繰り返されていくようなのである。
10の機能更新は、OSのアップグレードに相当すると思うが、これまで概ね半年ごとに何度か繰り返して、そのたびに小さな問題もあったりはするのだが、何とか最新の状態になっている。
今後のWindows機の運用は、全てWindows 10のOSでということになるのだろうと思う。