通常のキーボード同様に、テンキーもその選び方は様々である。見れば安価な物を使っている人がほとんどであるが、実際それでテンキーの役割は十分に果たす。だが、テンキーも良い物を使えば、時間をかけて選んだキーボードと同様に愛着が沸くというもの。
そういう良いキーボードと同様に、FILCOなどでメカニカル軸のものやRealforceの静電容量無接点のものがテンキーとしてもあるが、テンキーの場合は選択肢としてはかなり少ない。それがちょうど自分の好みに合っているとか、メインで使っているキーボードとのバランスが良いとか、中々それをあわせるのは難しいのかもしれない。
Realforceのテンキーは、押下圧45gで静音タイプではないが、おそらくそれがRealforceとしての標準の形であるので、最もRealforceらしいキーが備わっている。セブン銀行ATMの打鍵とは異なるが、独立テンキーとしてはこれが国産最良の打鍵環境であると思えば、それを使うことこそ最良のものであると感じて疑わず、いつもそれで必要な数値入力ができるのである。