自分のRealforceはAPC機能を備えていて、押下の反応点をコントロールできるようになっている。1.5mm位置が素早い入力用、2.2mmが通常、3.0mmが誤入力防止用と言われている。
Realforceのキーストロークは4.0mmとのことで、おそらくAPC機能の無いモデルは標準的な2.2mmくらいで反応するようになっているのだと思われる。
自分は通常、2.2mmで使っているが、たまに別の反応点に切り替えても使ってみる。
ただし、その切替ではっきりと感触が違うのか、正直なところよく分かっていない。
切り替えて1.5mmにしたからといって、キーの押下圧は変わらないが、心持ち反応が早くなって、軽い打鍵で入力できるような状態になっているように感じる。3.0mmにすると、反応点が深くなるので、しっかりと打鍵しないと押下の認識はしないように思えるが、これもそう設定したからそう感じるだけかも知れず、自分の指の感覚はそんなに敏感ではないように思っている。
なので、3.0mmにしたとしても誤打鍵ミスタイプが減らせるわけではない。防止できるのは、軽い接触で押下されてしまうのを防ぐという意味である。キーとキーの間に触れてしまって、本来押下する必要がないキーを打鍵してしまうということを減らせるのだというのだろうが、それが中々実感は出来ない。
さらに1.5mmに切り替えて使ってみるが、やはりなんとなく反応点は浅いという感じはするが、これが高速な打鍵に役に立つのかどうかはよく分からないのである。
心持ちやはり浅いストロークで打鍵できるような気がして、これはこれで良いのかも知れない。仮に勝手に他人に切り替えられて、APCの設定が変わったとしても、果たして気付くかどうかは微妙である。
Realforceのモデルの付加機能としては、押下圧以外では静音とAPCとがあるわけだが、APCは果たして必要なのかと感じている。静音は確かにカチャカチャという無駄な高音域が制限されてその効果はあると思い、自分としては静音の打鍵音は割と好みだ。選べるなら静音タイプのモデルから選びたい。
APCモデルの良い点は、CtrlキーとCapsキーの交換用キートップが付属しているということもある。少なくとも自分は必ずCtrlキーの位置はCapsと交換するので、静音モデル以下標準モデルも含めてできれば全モデルにこれを付属して欲しい。あるいはオプション販売でも良いのだけれど。