記事書きの環境

投稿者: | 2021-11-07
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少し前の記事でも、あるいはもっと以前の記事でも何度も、ブログ記事など原稿書きにはWZ EDITORを使っていると紹介したが、それ以外の環境はどのようにしているのか。

PC環境

PCはWindowsのノートPC ThinkPadであるが、ノートPC本体のインターフェースはほとんど使わない。たとえばキーボードは外付けである。ThinkPadのキーボードが特別何か悪いわけではないが、外付けの標準的なキーピッチで、打鍵感が好みの物を使う方が快適で、かつPCの操作として本格的という感じがあるからである。キーボードの製品的にはRealforceのテンキーレスを標準的に使い、また記事書きなど長文の打鍵の際にはHHKB Hybrid Type-Sを使うことも多い。
ThinkPad本体も、外付けのキーボードも、どちらもUS配列、英語キーボードである。和文を書くのに英語キーボードは不便だろうとか、ただ格好が良いと思っているだけだろうと思う人も少なくないかもしれないが、全く支障がない。きちんとUS配列を使ってもらえばわかるが、詳細はまた別の所に多分書いてあるし、検索したらいくらでもUS配列の利点は出てくる。

Realforceの独立したテンキーも使っている。テンキーレスキーボードを使いながらテンキーを使うのはナンセンスだと思うかも知れないが、数値入力にはキーボード上段の数字キーよりもやはりテンキーのほうが入力しやすいし、マウスとの配置バランス的にテンキーを左側に置くのが最良と思うからである。

モニターも(ついでにスピーカーも)外付けである。23インチ程度の大きさのFHDの解像度で、これはノートPCの14インチの大きさよりも圧倒的に見やすい。テキストエディタの、自分が見やすい文字サイズにしても30行以上が画面上に表示できるので、全体を把握しながら書き進めることができるのである。

テキストエディタ

原稿を書くアプリケーションとしては、以前の記事で紹介したとおりWZ EIDTORである。たまに気分を変えて秀丸で書くこともあるが、意味合いは同じだ。
ブログの記事は、直接WordPressなどの投稿画面に書く人が多いのかもしれないが、自分は当初からずっと、ほぼ一貫してテキストエディタで書いて、それを投稿フォーム(WordPressではブロックエディタ)に貼り付けて必要な編集をして投稿する。
ブラウザのフォームで書くということは、長時間それで作業をしなければならない。下書き保存の機能もあるが、誤ってブラウザで何かリンクをクリックしたり、あるいは希にフリーズしたりしてブラウザを終了すると、キャッシュなどで書いた物が残らない可能性がある。テキストエディタであれば、その辺の自動保存もコントロールできるし、そういう理由以上に、キーボードの項と同様に、使い慣れたテキストエディタの方がとにかく快適だからである。

配色などは好みにカスタマイズできるし、上記のとおり自動保存やバックアップも自由に設定できる。エディタで書いた物はテキストファイルとして残るので、記事自体のバックアップとしても残しておける。
動作も快適で、要するにエディタを使う方が文章書きにはストレスがないからである。

ATOKとAOUR

IME、日本語入力システムはJustSystemのATOKである。ATOKは、PCを使い始めた時からこれも一貫してずっとATOKである。MS-IMEは使わない。しかし希にはGoogle日本語入力を使うこともある。気分による。
ATOKを使うのは変換効率もあるが、機能が豊富で、上記のテキストエディタ同様に自分の使い方にカスタマイズが可能だからである。

その最たる物が文字入力の方式で、自分はローマ字入力をカスタマイズしてDvorak配列をベースとした入力方式によりかな文字入力を行っている。AOURとはその名である。
この方式に切り替えてから十数年が経過し、今ではローマ字入力よりも快適かつ高速に打鍵ができるようになっているので、この方式は手放せないのである。
なお、JISかな入力はできない。US配列キーボードでは、そもそもJISかな入力は満足にできないかもしれない。

ブログ記事投稿の方法

WordPressにおいてはブロックエディタ、Gutenbergである。クラシックエディタのほうが従来のブログの投稿フォームの形式に近く、感覚的には使いやすいと思う反面、ブロックエディタにおいても文章や見出し、リンクがどうなるかはそんなに把握しにくいものではないし、自分は過去のクラシックエディタの頃にはWordPressを使っていないので、ブロックエディタがWordPressの標準だと思えばそれで運用していくのは問題がない。

記事をフォームに直接書くのではなく、自分のようにテキストエディタで書いて貼り付けるのなら、Gutenbergでもそんなに記事を仕上げるまでの手間は変わらないのではないかとも思う。