コンパクトデジカメや携帯では完全なオートモード、KDXでも当初はプログラムAEばかりをメインに使っていたが、最近はようやく絞り優先やマニュアルモードを主として使うようになってきた。
絞りを合わせれば適したシャッタースピードが選択される絞り優先AEは、屋外で風景撮りをするときなど、基本的にこのモードが都合がよいと思った。この天候のこの明るさなら、この絞り値でいけるというのはだいたい、感覚的にわかるようになってきたので、それに合わせる。あとは、手ブレしないシャッタースピードになるかどうかを考える。遅い速度になるようだったら絞りを開けるか、ISO感度を調整する。
日向と日陰のような明るさの差がある場合、露出補正が必要になるが、これはまだ少し難しい。デジカメなので、撮影した結果を見ながら補正量を変えて調整したりする。
しかも、その補正の設定をしたまま次のカットを撮影してしまったりする場合があって困る。
マニュアルモードも、基本的には絞りをまず決め、露出計の指針を参考にシャッタースピードを決めている。マニュアルモードには露出補正がないので、シャッタースピードでオーバー・アンダーを調整する。
絞りもシャッタースピードも、1/3ステップだが、少なくとも絞り値は1段ステップ(…F4、F5.6、F8、F11、F16…)を基本にして調整するようにしている。感覚的に、この明るさこの状況ならこれ、というのがわかりやすいからである。F8で満足のいく設定の組み合わせがないなら、F7.1は使わずにF5.6まで開けて再調整する。