オートフォーカス

投稿者: | 2007-12-10

今はデジカメでもケータイでも、自動的にピントを合わせるオートフォーカス機能は当たり前になってしまっているが、昔のカメラには無論そんな機能など付いていなかった。常に自分でフォーカスリングを回して、きっちりピントを合わせるのである。

視力の関係もあり、自分にとってはとにかくこれが難しい。視度調節のレンズを付けてはいても、なかなかぴったりと合わせる事ができない。手ブレと合わせて写真の2大失敗要因に数えられるのがピンぼけだが、もう本当にそれが難しい。
手ブレは、シャッタースピードが速くなるよう調節しておけば良いが、ピントは撮影のたびに合わせなくてはならないから、失敗率はより高いわけだ。折角いいシーンに出会っても、ピント合わせ操作をしている内にチャンスを逃してしまったりもする。

ピント合わせが必要ないレンズ付きフィルムは除き、オートフォーカスの機能に初めて触れたのは、初めてデジカメを使った時だったと思うが、当時のオートフォーカスはとにかく遅かった。シャッター半押ししてから数秒。人物撮りなどでは、その間にシャッターチャンスはすっかり逃げてゆく。
基本的に多くのコンデジのオートフォーカスは遅速。かつ、シャッターを押してからのタイムラグも大きく、シャッターチャンスに左右される写真については、相当経験を積まないと難しい。

一眼レフは、基本的にオートフォーカスは激速である。半押ししてからコンマ何秒でピタッと合わせてくれる。これは大変有り難い事である。モードによっては、そのまま動く被写体を追い続けてくれたりもする。シャッターのタイムラグも少なく、ほぼ任意の瞬間にシャッターを切る事ができるのもまた有り難い。
機能の進化により、自分のような技術においても失敗写真が少なくなるというのは歓迎すべきであると思う。