HDDのインターフェースの規格には、U-ATA(IDE)とSATA(Sirial ATA)が一般的であって、後者の規格のほうが高速だ。
実際、2.5インチHDDをPCに内蔵して使う場合には、PC内のインターフェースと適合するドライブを選ぶ必要あるが、HDDケースに収めて使う場合は、むしろケースの側をドライブの規格にあわせて選ぶ必要がある。
今現在はだいぶSATA対応のケースも出回ってきたが、まだIDE規格のケースも主流だ。
考えてみれば、この辺りのサイトを見ると、USB 2.0の転送速度は論理値で60MB/s。ハードディスクはU-ATA/66で66MB/sとの事。つまり、ケースを使ってUSBに変換して使うからには、おそらく旧来からのU-ATAの規格で何ら問題はないのかも知れないと思う。
あるいは、やはり高速なSATA規格のほうが転送速度に余裕があるから、USBの論理上の最高速度で駆動できる条件に近いとも考えられる。
実際にはこの他HDDドライブの回転速度やその他の要因の影響もあるので、個別に計測してみた例がないと何ともわからないところであるが、少なくとも、これら二つの主流の規格であれば、どちらを選んでも間違いではないと思うのである。