単4電池で使うGRD2

投稿者: | 2008-12-03

Ricoh GR Digital 2は、標準のリチウムイオン電池に代えて、単4(R03)のアルカリやニッケル水素電池を使うことができる。
電池室は共用で、リチウムイオン電池を装着していない状態では単4電池が固定されるようにガイドが出現し、サイズも形状も全く違う2種類の電池が使えるような工夫がされている。

CIPA基準の公称値では、リチウムイオン電池が370枚撮影可能なのに対し、アルカリ乾電池だと45枚。CIPA基準はかなり酷使する仕様でもあるので、乾電池の製品状態も良好でかつ大事に使うように注意しながらならであれば、100枚近くは使えるかも知れない。今は生産されていないPanasonicのオキシライドだと200枚との報告もあるとか。

尤も、単4は基本的に予備としての仕様対応ではあるだろう。常に単4で使うという事は、あまり想定されていない。標準のバッテリーを充電している間の繋ぎ、外出先で標準バッテリーを使い切ったときの予備という目的なら、普通の(ただし状態の良い)アルカリ乾電池で十分事が足りるだろうと思う。

乾電池とリチウムイオン電池が使えるデジカメの場合、どうしても乾電池は予備としての電源になってしまうのは持続性やコストを考えると仕方がないとも言えるのだが、無論今でも乾電池のみで駆動するデジカメも存在する。
自分としては、そのように乾電池で使えるデジカメも好きである。汎用性が高いという利点も理由の一つではあるが、何十年も前からある規格の乾電池が今なお最新の機器で使えるということ自体が何か良い。

乾電池駆動のデジカメは、初心者向けの製品に多いため、安価帯製品というイメージも強いだろうが、CanonのPowershotシリーズなど、ハイエンドなデジカメでも乾電池駆動を基本としているものもあり、GRDや一眼レフなど共用できる製品もあるので、一概にそうとも言い切れない。
単3電池を使うデジカメは少なくないが、単4を使うデジカメはRicohの同型のデジカメ以外ではほとんどないだろう。