Gmailアカウントは、正しい使い方をしていないと最大24時間のロックアウトを食らうことがあるらしい。自分も含め、普通にGmailを利用している場合、24時間といえどもアクセスできないのは大変なことである。先日のGmail障害で数時間アクセスできないというだけで、あれだけの騒ぎになるのだから。
Gmailにアクセスが拒否されるようになる要件は、次のようなものであるらしい。
- POP を使用して短時間で大量のメールを受信、削除、またはダウンロードする。
- 宛先不明で返送されるメッセージが大量に送信された場合。
- アカウントで、ファイル共有ソフトウェア、ブラウザ拡張、アカウントに自動的にログインするサードパーティ製のソフトウェアを使用する。
- Gmail アカウントを複数のウィンドウで開いている。
- ブラウザに関連する問題。 受信トレイにアクセスしようとするとブラウザが頻繁に更新される場合は、ブラウザに問題があることが考えられます。ブラウザのキャッシュや cookie のクリアが必要な場合があります。
POP使用でのダウンロードは、メーラーのPOPでも受信するように設定した直後とか、一気にダウンロードする場合に十分あり得ることではないか。
宛先不明の返送は、まあ当然だろう。
しかし次の三つも、また困ったものである。ユーザが意識しなくてもロックアウト条件に適合してしまうという事があり得るからだ。
自分の場合で言うと、Firefox ExtensionのGmail Notifierが危ないかもしれない。少なくともこれまで数年使ってきて一度もロックアウトにされたことは無いが、複数のセッションによるアクセスと見做されると、条件に適合する可能性がある。
数分おきにチェックさせていて、さらにチェックさせながらGmailにブラウザでアクセスしたら、それでもう多重セッションのアクセスになるのではないか。
必要があるときだけGmail Notifierを起動するようにして、普通にGmailにアクセスして作業するときはオフにする、また、ブラウザ起動に自動でのログインというのもやめておくほうが無難なのだろう。
Gmailには、最近アクセス元のIPアドレスを調べられるようになっている機能が付加されている。同じIPからとは言っても、不正ソフトによるアクセスかも知れず、それだけでロックアウト対象外という条件にはならないと思うが、同じブラウザからのアクセスに関しては、基本的にそういうロックアウト対象外にして欲しいものだ。
実際、対象になっているかどうかは、実のところ定かではない。