普通デジタル一眼レフ普及機には、ダブルズームキットと呼ばれる、2本のレンズとのセット販売がある。広角から中望遠までの標準ズームと、中望遠から望遠域までの望遠ズームとのセットで、たとえば18-55mm、55-200mmがセットになり、その2本で28mm程度の広角域から300mm程度の望遠域までをカバーする事ができる。
自分も最初はこのダブルズームキットから入った口である。折角レンズが交換できる一眼レフなのだから、交換するレンズが無いと面白く無さそうだと思ったのが単純な理由。
しかしながら、実際に使い始めてみると、レンズの交換はやはり手間はかかる。広角域から望遠域まで1本で済ませられる高倍率ズームが魅力的に思えてくる。ちょうどその頃、高倍率ズームでかつ手ブレ補正機能付きのがレンズメーカーからリリースされるのであるが、少々高価であり、まだその時点では選択肢ではなかった。
その後、純正品としても高倍率かつ手ブレ補正付きズームがリリースされ、またダブルズームも手ブレ補正機能付きにリニューアルされて、自分がそれまで所有していたダブルズームも高倍率ズームも色褪せてきてしまったのを感じている。