普段、メインのPCではRealforce(86U)を使っているのだが、たまに思い立ってHHKB Pro2に変えてみたりする。この二つのキーボードは、基本ASCII配列という事もあるが同じ静電容量接点スイッチを使っているという共通点もあり、かつCtrlキーの位置がデフォルトでAの横にできる(又はそうなっている)という点でも共通しているため、自分としてはすぐに交換しやすい。
HHKBの特徴はなんと言ってもコンパクトさにある。テンキーは無論、ファンクションキーや独立のカーソルキーも無い。最小限のキー数で最高の打鍵感というのがコンセプトだ。
自分は2005年頃に墨色のを購入し、しばらくメインで使っていたが、その後、Realforceを主として使うようになった。
慣れなかったのはまずカーソルキーが無い事であった。打鍵中のカーソル移動はカーソルキーに依存していたからである。しかし、カーソルキーが無いと言っても、独立した専用のカーソルキーが無いというだけであって、Fnキーとの組み合わせでカーソル移動操作は実現できる。少し慣れると、これはさほど苦にならなくなる。
デフォルトではEnterキーの直上のキーがDeleteキーになっているのも慣れなかった。これは、ディップスイッチでBSキーとし、DeleteキーはやはりFnキーとの組み合わせキーとしている。BSキーよりもDelキーのほうが使用頻度が少ないので、間に合う。また、そのBSキーの位置も、一般的なキーボードより1段下にあるので、これもミスタイプする事が多い。
しかしこの辺りの部分についても、ホームポジションからの移動距離が短いというふうに考えると、コンパクトさが生きているとも言えるのだろうと思う。
昼過ぎからそんなふうにHHKBを使ってきたが、飽きてきたわけでもないが、そろそろ元のRealforceに戻そうかと思えてきたところである。