秀丸エディタをUSBで

投稿者: | 2012-08-12

普段自宅環境では秀丸エディタを使っている。WZ Editorから乗り換えてもう何年になるだろう……。
かつてはWebサイトのHTMLソース書きなどに多用していたが、今は実はそういう目的での使用頻度は高くない。
とは言っても、パソコンを使っていく上でエディタのお世話になることは多いし、テキストファイルで色々書いた物もたくさんあるし、なによりこの快適なテキスト編集・文字入力の環境として、エディタは今後も自分にとって必要なツールであることに変わりは無いだろう。

さて、これも今更ながらではあるが、最近USBメモリが大容量化し手ごろな価格で入手できることに加えUSB3.0対応製品も増えて読み書き速度も満足のいく製品が増えてきたので、ポータブルアプリを昨日辺りから色々試してみている。

http://pc.nikkeibp.co.jp/pc21/mag/201209/index.shtml?new
「日経PC21」

こんな雑誌の記事を読んだということもありつつ、ポータブルでの各種アプリの使用についてはこれも以前から興味を持っていたところ。
LibreOfficeのインストールにはそれなりに時間がかかるんだなあ、と思いつつ、そう言えばポータブルで使うにはエディタも必要だろうと探したら、常用の秀丸エディタにも「秀丸エディタ持ち出しキット」なるものがフリーソフト扱いであるではないか。

http://hide.maruo.co.jp/software/hmtakeout.html

早速使ってみようとダウンロード。ところがこれ、64ビット版の秀丸には対応していないんだなあ……。32ビット環境のパソコンのほうで使うことに。
このキットは要するに、USBメモリ等の外付けメディアでも使えるように、ローカルPCにある秀丸エディタのプログラムと設定一式を外付けメディアにコピーし、レジストリなどを使わなくてもその外付けメディアから起動して使えるようにしてくれるというツールである。ツール自体はインストールの必要はなく起動してダイアログのメッセージに沿って操作をするのみ。

外付けメディアへのインストール作業をして、起動してみると、設定がそのまま引き継がれた秀丸エディタが起動し、ローカルPCと同様に使えるようになった。
これは良い。

実際、この投稿の原稿も持ち出しキットによるUSBメモリからの起動状態で秀丸を使って書いてみた。ローカルにある秀丸と何ら変わらない使用感でここまで使うことが出来ているが、ポータブルアプリを使う時は、PC環境のファイル関連づけ等との関連で、テキストファイルから起動するのではなく、そのポータブルのアプリを起動してからファイルを読み込んだりする必要があるので、その辺は少し注意というか、使う手順が違うのは仕方の無いところだろう。