非純正インク考

投稿者: | 2007-01-22

インクジェットプリンタの純正カートリッジは、とにかく高い。1式を4回ほども交換したら、新しいプリンタが普通に買えてしまうくらい高いのだ。
プリンタの価格を安くしている分、インクに価格を転嫁しているとも言われている。
従って、純正以外のカートリッジやインクは使って故障しても保証の対象外であるのはもちろん、最近のものでは、ICチップがカートリッジに付いていて、詰め替え(補充)を行ってもそのままでは使えないように細工してあったりもする。
また、リサイクル・互換品は特許の侵害だと裁判になったりもした。(リサイクル品事業者側が勝訴)

しかしながら、我々使う側としては、やはり安いと言うことはそれだけで魅力があるわけで、メーカー保証・品質を一部犠牲にしても、互換の方法で何とかならないかと考えてみるわけだ。
純正でなければ保証しないというのは、何もプリンタに限ったことではなく、そういう場合でも、たいてい、一定以上の品質の互換品であれば、ほとんどの場合問題ないのだ。

遡ればワープロ専用機のインクリボンや用紙、パソコンのメモリ、各種メディアや電池類、それに写真用紙だって、純正や推奨品があってもたいていそれ以外の互換品を使って問題ない。
ならばプリンタのインクだって、互換品という選択肢があって良いし、環境のことを考えれば、リサイクル品を使ったり、自分で補充して使うというのも許されて良いのではないか。

本当は、メーカー側がそういう観点に立って、純正のリサイクル品や、純正の補充インクを発売してくれるか、そういう利用も前提にしてくれると良いのだが、そうならないようなので、結局自己責任ということで行わざるを得ないのは残念である。