WZ EDITORにおけるHTML編集

投稿者: | 2015-03-14

WZ EDITORは文章を書くためのツールとしても有用だがプログラミングのための編集機能もそれ以上に豊富に備わっている。そもそもテキストエディタはプログラムソースを編集したりする用途がメインだった。
今のエディタではHTMLの編集についてもタグ部分の色分けを基本として多くの便利な機能を備えているのが普通であってWZ EDITORもその例外ではない。
かつて、WZ 4とかWZ 5とかの頃はWZ-XHMTLという強力なHTML編集マクロが公式的に提供されていた。WZ EDITORが立派なHTMLエディタになるこの機能は本当に便利で、自分はHTMLの編集はWZ以外ではできない状態にさえなっていたほどだ。
WZ 8とか9とかの今に至っては、そういうマクロはもう提供されていないので、WZでHTML編集は少し難しく、秀丸+Zen-Cordingマクロの組み合わせに頼らざるを得ないのだろうかとも思っていたが、どうやら今は同等の機能が本体機能として組み込まれていると思われる。いや、昔のWZにもこのくらいの機能はマクロではなく備わっていたのかもしれないが。
範囲を指定して[Ctrl]+[Enter]でpタグで括ってくれるとか、[Shift]+[Enter]でbrを入力してくれるとか、単純なことなのだが、これは結構重要なのだ。
無論それだけでは物足りず、それ以外の多くの要素タグの入力や補完もできる。
アンカータグをつけたいなら、aの開始タグを打鍵して閉じる位置での[Ctrl]+[Enter]で終了タグを補完してくれるとか、その開始タグの位置で[Alt]+[Enter]で属性入力のダイアログが開くとか、そういう機能が備えられている。
本当は、Zen-Cordingのように選択範囲をそれら要素のタグで括ってもらえると良いのだが、いや、やり方はあるのかもしれないが、とりあえずそれだけ備わっているなら問題は無い。自分の範囲では十分に使える。WZ-XHTMLのマクロではそんな機能もあったような無かったような、というところ。HTMLとして使う引用符や不等号も文章内で必要なときは文字参照にしてくれるような機能もあったような無かったような。
ともかく、そういう機能もあるわけなので、HTML編集を行う必要があるときでも問題なくWZが使えるという訳なのである。