どの鉛筆を使うか

投稿者: | 2016-04-29

鉛筆は好きな筆記具の一つであるので、仕事をしたり何か書き物をしたりする拠点には必ず1本以上の鉛筆が置いてある。
鉛筆と言っても種類が多数あり、買いためた在庫もそれなりにはあるので、どれを使うかというところで迷う。
1本だけ削ってそれを徹底的に使うのが良いのか。それとも、何本も削っておいて好きなのを使うのが良いのかわからない。今はどれか1本ずつに決めて、それを使い切ってから、次のを選ぶのだが、使い切るまでには結構時間もかかるので、選んだ時のルールとかそういう自分の決め事さえ忘れてしまう始末。
だから、今度はこれをここで使うとかこっちを使うべきだったとか、迷うのである。
鉛筆の種類と言っても、自分の場合はほぼ国産製品限定でその中でどれを使うかということである。三菱なら9800、uni、Hi-uni、ゴム付きの9852や硬筆書写用もある。トンボなら8900、MONO、MONO100辺りがダース買いをしたりまとめ買いをしたりして在庫もそれなりにある。それ以外の種類の、発掘してきた古い鉛筆や海外製品なども少しある。
9800や8900は「一般筆記」用途などと箱に書いてあったりする。一般筆記とはどんなことなのか自体よくわからないが、三菱鉛筆のWebサイトでは事務用鉛筆とされているので、そういう普通の事務などに使うのに適している鉛筆ということなのか。製品ラインの中では最も安価なものでもあるので、とにかくスタンダードなものということなのだろう。
これらの鉛筆は事務的なイメージがあるので、実用的な事項を書いたりメモに書き留めたりするのに良いかもしれない。
uniやMONOのクラス以上になると、製図やデザインなどに使うのが一応の本来目的なのかもしれないが、文字を書くのに使ってはいけないということではない。実用的な事項を書くのにも使ってはいけないということではないと思うが、プライベートな用途とか、じっくり思考しながら何かを書くときに使うほうがイメージ的には合っているかも知れない。
実際、スタンダードな製品はハイクラス製品に比較すると書き味として滑らかさがやや劣るという感触であるものの、軸の塗装や鉛筆自体の作りも特別なことはしていないという雰囲気で、そのシンプルさがまた良い。
そういう、使うときの感触の違いはあるものの、鉛筆で書いた結果にはほぼ影響しない。要するに、これらの国産製品で書いたものは、少なくとも自分はどの鉛筆で書いたのかという見分けが付かない。結果から考えるとどれを使っても同じ。書くプロセスを考えると僅かに用途で区分できるかどうかというところ。
とは言いつつ、用途と言っても曖昧だ。事務用途とは何か。仕事の関連なら事務と言えるのかも知れないが、学習をする時はどうなのか、メモをする場合でもプライベートなメモをするのと買い物など一般的なメモをするときと使い分けるような面倒なことをすべきなのか。
結局、その時々で好きなのを使うということが一番良い。