普通のほとんどの人は、ノートパソコンはそれ単体で使うので、キーボードはノートパソコンのキーボードを使うし、ディスプレイもノートパソコン本体の液晶画面を使う。自分のように、外付けのディスプレイやキーボードを常に使う人というのは圧倒的に少ない。せいぜい、マウスを取り付けて使う人はそれなりに多いとは思うが。
自分も当初は、ノートパソコンはそれ単体で使っていた。
なぜそんな当たり前のことを言うのかというと、今、珍しくそういう使い方をしているからである。つまり、ノートパソコン単体で起動してこのテキストを書いているのである。キーボードは、ノートパソコン本体のThinkPadのキーボードだ。普段のリアフォも無論快適だか、実はこのキーボードの打鍵間も全く悪くない。実は気に入っている。
ポインティングデバイスとしては、トラックポイントはどうも慣れない。タッチパッドのほうを主に使う。
ネットへの接続も、ドックから下ろした状態では無線である。有線LANのポートがないわけではいが、今は無線だ。これも別に、環境は悪くない。接続も問題ない。
画面の解像度の比率が少し違うので、そこには少々の違和感はある。外付けのディスプレイではFHDで1920×1080だが、本体ディスプレイは1600×900だ。ただ、これも特別大きな問題ではない。本体キーボードを使って作業をするには大きさとしてもちょうど良いのであるから。
何かこういう文章を集中して書くときは、こっちの、ドックから下ろした環境のほうも良い。キーボードとディスプレイ、本体との一体感があって、作業に集中しやすいという気がする。集中が出来るということは、一気に目的の作業を終わらせることが出来るということでもある。
違いということでは、液晶のタイプが違うのか、外付けのディスプレイではかなり広範囲な角度から見ても問題ない状態なのだが、本体の液晶だと少し斜めの位置から見ると色合いが変わったり黒の部分が白く表示されたりして見にくいというところがある。だがこれは、基本的には正面以外から見ることはないので、問題はない。
また、本体のスピーカーは外付けのちゃんとしたスピーカーと比較するとかなり劣るという印象があったが、このパソコンに限っては本体のスピーカーでも普通に聴くことが出来る音質になっているのは良い。
国産メーカーのほとんどは、もうノートパソコン用のドックというのは作っていないように思うが、ThinkPadのほか、海外のブランドはまだ昔の流れを引き継いでこういうドックもラインに加えてある。ドックは、普段持ち歩いたりするノートパソコンの充電をしたり拡張したり、デスクトップのような用途で使うための台とも言える。まさにデスクトップとして使う自分としては、ドックは是非あって欲しい機器なのだが、国内で一般的な国産ブランドは揃えていないようで、そういう点で国産ブランドのパソコンは今、選びがたいところがあって残念である。
そうしているうちに、バッテリーの警告が出たのでまたドックに乗せて元の環境になったが、元の環境になったら、やはりバッテリーは消耗していないという残量表示になって、この辺もよくわからない部分はある。