電卓の機能を使いこなす

投稿者: | 2018-04-15

電卓は説明書などを見なくても、ほとんどの人が使える機械であるが、使いこなすということになると、全ての機能を知って完璧に使いこなせるという人はそんなに多くない。
自分も、四則演算と消費税計算くらいで、あとはたまに%の計算を使う。メモリー機能も、何とか思い出して使える場面では使うようにしている。仕事で使う場合はExcelでの計算がほとんどであるから、せいぜいそんなもので足りているし、他のキーの機能はよく知らずにいる。
卓上用の掌大かそれ以上の大きさの物になると、「GT」と刻印のあるキーや、「→」キー、「±」キー、それにスライドさせられるスイッチが二つついていたりする。「√」キーがある機種もある。「√」は平方根を求めるキーだということはわかるが、こういうキーの機能はよく知らないし、自分で使わないと思うので調べることもなかったが、中には便利な物もある。
例えば、「GT」は複数の計算結果を加算する場合、総合計を出すのに使う。足したり引いたりする総合計は「M+」「M-」「MR」で求められる。こういう計算は書類の計算の検算などでよく使うのに、今までは一つ一つ計算して結果を確認して、改めて合計を計算させていた。
二つのスライドスイッチでは、その組み合わせで小数点以下何位まで計算させ、その結果を四捨五入するか切り上げ、切り捨てするかという結果も得られる。税額計算などでいちいち端数を切り捨てた数値を入力し直してその結果を基にした計算をしなくても済むのに、このスイッチの機能など多分一度も使ったことが無い。「→」キーはPCのBSキーと同じ役割なので、誤入力の訂正にも使えるがただ桁数を減らしたり端数部分を削除したりするのにも使えるということがわかる。
こういう機能は、あえて調べてみたりあれこれ押して使ってみなければわからない。「税込」キーを2度押せば、税額だけ表示されるなんていう基本的なこともつい最近になって知ったくらいであるが、こういう機能を知っているだけで作業効率が随分違う。
電卓に限らずPCのワープロソフトやATOKなどのIMEも、便利な機能で使っていないものがあるので、たまにヘルプを見たりマニュアルを読むなどしてみると新しい発見があるものなのである。