5mm方眼紙

投稿者: | 2019-01-27

横罫、方眼と無地がノートの様式の主要三種である。
MOLESKINEを使い始めるときにどれを使うか迷って、一番一般的な横罫(Ruled)を選んだ。横罫は文系、方眼は理系、無地は芸術系などというイメージがあって、文系の自分はやはり文字書きが中心なので横罫だろうと思った。
以来ノートは基本的に横罫が好きだが、方眼も無地も様々なノートを試し、MDノートを使うようになって今は5mm方眼の様式が使いやすいと思っている。
当初、方眼の様式は用紙に余白がなく全面方眼なのがあまり気に入らなかった。RHODIAなどの配色は良かったが、MOLESKINEなど濃いグレーの罫線は濃くはっきりしすぎていて書く時に邪魔になると感じた。5mmマスは文字を書くのにも行幅としても小さすぎる気がしていたのであまり選ばなかったのである。
MDノートは、方眼でも紙面に余白があり、ページの概念がはっきりしていて使いやすい。万年筆も細字では5mm幅で問題ないし、中字や太字でもそれはそれで使える。5mm幅の罫として考え、その程度の大きさの文字で書くのは後で全体を見渡してもちょうど良い分量になる。7mm横罫などは、寧ろ幅が太すぎて小さめのノートだと文字数が少なくなりなんだか勿体ないという気さえしてくる。
そのような訳で、最近は5mm方眼のノートをよく使っているのだが、見開きは同じ万年筆だけを使うように決めているので、見開き2ページを使い終えるまで別の万年筆の出番がない。毎回1日2日で書き終えるなら良いが、何も書かない日もあるので1~2週間もかかることがあって、その期間は別の万年筆を使えないことになる。
そういうことに備えて、他のノートを他の万年筆用として使ったりしていたが、それもちょうど使い終えた。新しいそれ用ノートを下ろすのもありなのだが、万年筆のメンテのみの用途でノートが分散するのもどうかと思うところがあり、何か別の用紙にそういう落書きの役割を持たせたいと考える。
MDノートと同じMD用紙を使ったものとしては便箋用紙やMD付箋もあるが、便箋用紙は落書き用途としてはどうも何か違うし、付箋は高価すぎる。そこでMD用紙に拘らずに同じ5mm方眼の様式ということではプロジェクトペーパーがあったのを思い出し、それを使うことにした。これなら5mm方眼のノートとも同じなので同じ感覚で使えるし、場合によってはノート側に切り貼りして残しておくにしても都合が良い。
プロジェクトペーパーは、オキナ製のが有名かつ定番で、自分もそれの買い置き・使いかけがあったが、何のためにいつ購入したものだったかはもう覚えていない。何か簡易な図を描こうとしたことがあったか、何か仮想のプロジェクトに使えないかなどと特に何も考えずに買っておいたものだったか。
同様の理由で、100均の5mm方眼紙、プロジェクト用紙も買い置きがあった。枚数辺りの価格はオキナの1/2だが使ってみると品質は同様で、特に大きな差は感じない。どちらも国産の優良品である。
万年筆を使って書いてみても特に裏写りや滲みなどはない。