WZ EDITORはVer.1の頃から使っているが、WZ10を使っている今も設定方法は独特な部分があってわかりやすいとは言えない。設定を変更する時は、毎回どこから設定するのか迷う。
たいていのエディタは、基本的な表示設定の他にファイルタイプ別の設定というのがあって、そのどちらかの設定メニューでだいたいの設定ができる。WZも基本的には設定メニューはまとまっているが、それがどう適用されるのか、こうしたいときにはどうするのかが一向に覚えられない。
表示設定は、メニューの表示-設定から行うのが基本。この設定ダイアログで一連の設定が可能で、ほぼ全ての設定がここにまとまっているはずなのである。これがWindowsプロパティシートと呼ばれているようだ。
表示-表示設定の一覧から目的の設定を選び[編集]をクリックすると一覧形式での設定画面が表示される。これが独自プロパティシートと呼ばれ、以前のバージョンではこの独自プロパティシート形式の設定画面だけがあって、Windowsプロパティシートダイアログは後から追加されたように記憶している。
したがって、独自プロパティの方がWZの設定方法としては基本になるようで、表示設定の一覧から設定の名前の変更や設定の削除操作などができる。Windowsプロパティ側からは、設定の操作というボタンがあり、そこから表示設定一覧を表示させて独自プロパティシートへ辿り着くこともできる。Windwsプロパティ側の設定が十分に機能しない場合やWindowsプロパティは独自プロパティから設定してみたりすると成功する場合がある。
その[設定の操作]ボタンからは、ファイル形式の切り替えだとかメンテナンスのメニューもあり、拡張子の関連付けはこの部分から実行するようなのである。つまり、プロパティシートで設定した内容の他にファイルタイプ別の設定のようなものがあって、プロパティとはここで関連付けを行う。メンテナンスメニューからは、そのファイル形式別の設定ができるようである。
こういう表示設定、プロパティ設定は他にもヘルプメニューにあるスマート設定というのがあって、WZ独自のヘルプ画面的なインターフェースで設定もできるがその必要性や利点は今のところよくわからない。
色分け、配色設定は基本的にその表示設定から行えるが、配色設定をセットとして別に保存することもできるようだ。これがテーマと呼ばれる物らしく、表示-テーマの一覧からセットで編集や名前の変更、追加・削除ができたりする。ここの設定を切り替えると、配色が一気にそれに切り替わるので注意が必要である。このコマンドを実行する場合は予め現在の配色をテーマの一つとして保存しておいてからにした方が良い。反面、他のプロパティはそのままにして配色だけを一気に変更したいという場合には便利である。
テーマ一覧のメニューから[すべてに設定]をクリックすると、他の表示設定や独自形式のダイアログの配色なども全てそのテーマに基づくものに変更される。
印刷の設定は完全にこれらの設定とは独立しているが、設定の体系は表示設定と同じであって、基本を押さえておけば設定方法に迷うことはない。同様のWindowsプロパティシート型の設定、独自プロパティでの設定、印刷設定の一覧のメンテナンス、Windowsプロパティから[設定の操作]による切り替えやファイルタイプとの関連付けなどもできるようなのである。
ひとまず以上をこのように書いておけば、あとで自分で読み返して設定方法を思い出すヒントになると思うのだが、このほかにも表示設定とは別の色分け設定という部分や、イマイチふりがなの表示設定が難しかったり、キーカスタマイズの方法が今のこれで正しいのかどうかなど、WZを使っていく上では多くの疑問がある。
それでも、使いこなすと快適であることには変わりはないので、ずっと気に入って使っていくのである。