定番インク化

投稿者: | 2019-03-10

万年筆にはそれぞれ様々なインクを入れて使ってみるが、最近はほとんど定番インク、メーカーの標準インクを使うようになってきている。
この頃使うのはPILOTばかりで、インクはPILOT純正のブルーブラックかブルーが多い。でなければ色彩雫の月夜や紺碧で、結局どれもPILOTの青系ばかりである。
少し前までは、WATERMANやPARKER、Pelikanなど舶来メーカーのインクも使ったりしていたが、流量の調整がされていて最も相性が良い純正、万年筆と同じメーカーのインクが一番安心できるのと、国産で入手しやすいというところがあって、それに落ち着いてきている。
インクで最もよく使うのはPILOTのブルーブラックで、定番中の定番である。細字の万年筆に入れている。染料ながら耐水性も良く、シェアとしても高いと思うので安心して使える。色合いとしてはもう少し黒寄りのほうが好みだが、使い慣れたのでこれもまた良い。これを主に使うことで、イメージとしてもインク色が定着してくれるといい。利用率が高いので唯一とも言えないかも知れないが、少なくとも周りにはブルーブラックのインクなどを使う人が居ないので、それで良いのである。
中字や太字の万年筆は、PILOTのブルーのインクにしている。これらの字幅は印象が強い分、黒やブルーブラックだと主張が強すぎる気がするので、適度なブルーが良い。
黒インクは、しばらく余ったカートリッジを消費するために使っていたが、先日ようやく使い切ってそれもブルーブラックに置き換わった。
黒が嫌いというわけではなく、ボトルもあるが、万年筆での本文書きならブルーブラックが第一という感覚であるので、出番は少ないのである。
標準インクでは他に赤があるが、これは自分の中では専ら赤ペン用すなわち訂正用なので、別の万年筆で使うかも知れない。