KBD雑感

投稿者: | 2019-08-14

キーボードに関して、小ネタのようなものが幾つか思い立っているので、それを書いてみることにする。
ノートPCのキーボードへ拘りを持つ人は、打鍵感とかキーピッチとかではなく、主に[Ctrl]キーと[Fn]キーの配列のことについてである。これが右下にあるか2番目にあるかで好みが分かれるところのようなのである。
そういう人にとっては、[Ctrl]が[A]の横の[CapsLock]の位置でないというようなことについては寧ろどうでも良く、逆に[A]の横に[Ctrl]があるほうが標準と違うので困るらしいのである。
[Windows]キーを敵視する人はそれなりに多い。以前の101キーボードなどではこのキーがなかった。それがあると、誤って押下してしまい、不意にWindowsのスタートメニューが表示されることを嫌う。特にゲームをしているときにそうなることを避けるため、このキーは不要であるとして無効にしたりする。Realforce R2でも無効にする機能があるようだ。
自分としては、寧ろこのキーとの組み合わせのショートカットを使うことがよくあるし、スタートメニューの表示はこのキーを使うので、無いと困るくらいである。
US配列だと[Space]のキーがかなり横に長い。JISキーボードと比較すると[変換][無変換][カタひら]キーがないので、その分が全てこの長い[Space]バーの領域になっている。自分としては、ここまで長い必要性はあまりない。右手の親指で変換操作をするが、ちょうどホームポジションに手を置いた時の親指の位置、US配列だと丁度[N]キーの真下辺りになり、その辺付近から左は[V]キーの真下くらいなので、そこまでの長さがあれば十分であるような気がするのである。ThinkPadなどノートPCのコンパクトキーボードだと、US配列でそこまでスペースバーは長くないので、これはある程度、キーボードによるようだ。JIS配列のキーボードだと右親指はもう少しずれて[B]と[N]の中間真下くらいだろうか。
US配列だと[Alt]キーはスペースキーの左右にそれぞれあるが、自分の場合、さほど使用頻度は高くない。キーボードランチャーを起動する時のホットキーとして使っているが、それ以外ではあまり使わない。折角二つもあって、使いやすい位置にあるので、予め割り当てられているアプリケーションの切替その他、もう少し使うようにしたいと思っている。
Realforce R2には[Fn]キーが[Menu]キーの代わりのような位置にあって、それとの組み合わせでコマンドが実行できる。割当はブラウザ、メール、メディア再生、音量の他、APC、キーロック、入替などである。メディア関係の操作はあまり使わないような気もするが、それ以外は割り当てすることが後は好み次第ということになるので難しいのかもしれない。
使用しないキーはいくつかある。有効活用したいとも思うが、それらに他に割り当てるべきコマンドもとりあえず思いつかない。
全く使わないと言って良いキーは、[SysReq][ScrLk][Pause/Break]辺りである。第一これらキーの意味するところがよくわかっていない。WindowsのOSやアプリケーションではほぼ使うことは無さそうなキーなのである。Realforce R2のUS配列では[ScrLk]が[NumLk]となっていて、これの操作によりメインキー部分のテンキーが使えるようになる。この位置の3キーについてはこういう機能を割り当てるのもありだと考える。実際、Justsystems社とのコラボのリアフォでもこの位置のキーにATOKの機能が割り当てられていたりする。
ほぼ使わないキーとしては、JIS配列のキーも含めて考えると[右Alt][カタひら][無変換][CapsLock][Menu]辺りである。稀に押下してみるが、それがないと困るという使い方はしていないキーである。
さらに、使用頻度の低いキーというのもあって、それは[半/全][変換]、一部のファンクションキーである。12個有るファンクションキーは、キーにより機能割当が少なく、意外と使わないものもある。メインキーにおいても[(JP)^]や[(US)`]のキーが使わない。これらは使用頻度の低い記号が割り当てられているからである。
[Del]を使わない人というのも居るようだ。削除系コマンドとしては[BS]もあるので、それで代用もできる。HHKBも後退機能を優先し、削除操作は標準では[Fn]との組み合わせに割り当てられているくらいだ。そうではあるが、やはり文章書いたりする作業の場合はカーソル位置から後を削除する操作、つまり[Del]キーの出番は少なくない。
[PgUp/Dn]のキーはテンキーレスではキーボードの右端にあって、実は操作しやすい場所にある。画面のスクロールをするのに活用していてようやく、UpとDownでどちらがどちら方向に画面をスクロールさせるのかと感覚的にわかってきた。PC-98のRollUp/Dnとは逆であるはずで、その辺も少し、ずっと混乱の元となっていた。
また、[PgUp/Dn]のキーは、ATOKの変換操作においては先頭/末尾1字確定が割り当てられているのであるが、どっちが先頭でどっちが末尾だったかが、毎回反対の操作をしてしまう。先頭確定はDnで末尾確定はUp。一般的な感覚と反対のキーと覚えておくことにするが、結局次回使うときに反対操作をしてしまいそうなのである。