続・GREP機能

投稿者: | 2019-10-10

GREPはGlobal Regular Expression Printということらしく、Regular Expressionは正規表現のことで、UNIXのシステムでの検索のコマンドが原点であって、UNIXでは原則的に正規表現を使い、表示通りの文字列で検索するには別のコマンドfgrepというのがあるらしい。
Windowsのエディタも、そのUNIXのとは違うという意味でGREPという語は使わずにグローバル検索という言い方をしているものもあった。サクラエディタがそうだったような気もするするが、今は皆GREPという呼称になった。
見てみたところ、サクラエディタのGREPも今はGREP置換もできるようになっている。
GREP置換の場合は複数のファイルの内容を一気に、自動的に書き換えて上書き保存されるので影響が大きいこともあって、秀丸やサクラエディタでは元ファイルの自動バックアップ作成が可能になっている。
WZでは最大20セットものGREP置換を一度に行うことができるが、バックアップを自動的に行う機能はない。バックアップはないが、検索結果のリスト側のみ表示上の置換を行った後に、改めて置換を実行するよう二つのステップに分かれている。
そもそもWZのGREPはWZ Grepという、一応エディタ本体とは別扱いのアプリケーションになっていて他の多くのエディタとインターフェースが少し異なっているのであるが、GREPの意味を理解していれば、使うのに迷うというほどではない。