US配列雑感

投稿者: | 2019-12-26

同じようなことは何度も書いている気がするが、とにかくキーボードはUS配列である。会社のPCなどJIS配列も使うが、自宅では全てUS配列である。
これはJIS、これはUSと切り替えて使い始めるので、配列の違いで困るようなことはほぼない。
パワーユーザーではUS配列を使っている人も多いというような理由と、HHKB Pro2がUS配列であったことなどから使い始めたが、利点は色々ある。
かな刻印がなく、Enterキーが横長で1段のサイズであること、スペースキーやShiftキーが横長で大きいこと、キー数が1列分少ないなど見た目としてスッキリした感じになっていることがある。このことは、キーの運指が自然と単純になり使いやすさにも影響する。
1列少ない分で、メインキー部分の中央にホームポジションが位置することでバランスも良い。
括弧記号などが始まりと終わりで横方向に配置されていたり、+や-の記号のがまとまっている、コロンとセミコロンやシングルダブルの引用符が同じキーのShift切り替えなど合理的な配列になっていることもある。
和文入力はローマ字入力などについてはアルファベット配列も同じで困ることはない。かな入力では、1列少ない分配列が幾つかのキーで変わってしまうことがあるが、かな入力をしないなら問題はない。
非機能的なことでは、ユーザが少ないので使っていると凄いユーザに見られるということもある。
Realforceのテンキーレスに限って言えば、テンキーなのにノートPCのようなNumLock切り替えのテンキー入力が付いているのもUS配列のモデルだけである。
不便と思う点もないわけではない。
JIS配列が基本なので、Windowsなどの設定もJISが基本になっていて、US配列を使うためには切り替えの操作をしなければならない。
また、US配列は選択肢が少ない。RealforceやFILCOなど高価なキーボードではユーザのニーズも高いためにUS配列も同等に用意されているが、一般的な市販のキーボードではたいていJIS配列だけしか入手できない。メーカー製のパソコンに付属してくるキーボードもJIS配列であるし、国内で購入する国内ブランドのノートPCではほとんどJIS配列のものしか選べない。
IMEの切り替えが標準では単一のキー操作でできず、Alt+`のキーであって、使いやすくするためにはIMEのキー定義をカスタマイズしなければならないのも、やや面倒ではある。なお、自分はCtrl+Spaceに割り当てている。
ローマ字入力である程度ブラインドタッチが出来るくらいの人であれば、基本的にUS配列で問題ない。あとは、キー形状が少し違う部分があるという点と、記号の配列が異なるという点で切り替えられる意志があれば、US配列に切り替えるのも良いと思っている。