連番機能

投稿者: | 2019-12-26

一太郎やWordなどの一般的なワープロソフトにはかなり昔から、連番機能が備わっている。特定の書式で「第1章」「第2章」などの連番を振り入れる機能で、後からこれらの間の位置に同じ書式を挿入すると自動的に番号を振り直してくれたりするような機能である。章見出し番号などがある文書に使うと便利である。
連番機能はほとんどワープロソフトの専売特許のようなもので、テキストエディタには備わっていない。マクロを使ってある程度実現したりすることは可能であるが、エディタで扱う文字列はテキストのみであるので、そういう連番のためのコードを埋め込むようなことは基本的に出来ない。
このたびWZ EDITORが10.0.10になって、正規表現置換で「\i」と指定すると連番を振り込むことが出来るようになったという。ワープロソフトの連番機能と同じというわけではないが、連番にしたい箇所を特定の文字列で最初から書いておき、それをこの置換機能で置き換えれば連番になる。特定の書式を正規表現で定型化できるのであれば、それと組み合わせて挿入時の振り直しも可能かも知れない。
面白いのは、0000といった桁数の指定や、初期値番号、増やしていく割合も指定できたりするようで、まだ想像できないような連番の振り方もできるのかもしれない。
ただ今のところ、それが必要になるような文章を書くような予定はない。