IMEの配色など気にする人はほとんど居ないのではないかと思うが、ATOKやMS-IMEではそんな部分もカスタマイズで自由にすることができる。
IMEでかな漢字変換のために入力すると、地の文字色とは別の一定色で入力され、変換操作を行う注目文節が更に別の色で表示される。
MS-IMEではその部分が下線・波線だったり、注目文節は下線が太線になるような感じだし、Google日本語入力でもだいたい同様であるが、ATOKなど他のIMEでは文字色も背景色も違う色で表示されたりする。
ATOKは、初期値ではそれが青文字である。青文字でかな入力部分が表示され、変換キー操作を始めると注目文節は水色背景に青文字になる。
この配色は、ATOKのカスタマイズ機能で好きに変更することができるのだが、そういうことをしている人はほとんど居ないと思われる。
ただ、この配色はたいていのアプリケーションで有効になるが、Google Chromeなど一部のアプリケーションではその配色が反映されず、ブラウザ側が持っている配色、Google Chromeなどと同じ無味の配色と同じになるし、ChromeではATOKの再変換機能なども満足に使えず、つまりIMEによる和文入力には制限があると思って良い。
同じ海外産ブラウザでもFirefoxにはそういう制限はない。
WZや秀丸などのテキストエディタは、配色カスタマイズの一項目としてそういうATOKなどの配色を引き上げて、好きに出来る独自の配色に変更することも可能である。この場合、IMEの機能を制限するようなことはない。さすがに国産のアプリケーションである。