刻印というのが正しい言い方なのか知らないが、キーボードのキートップのラベル表示のことを刻印と表現している。
JIS配列とは違って、US配列のキーボードには日本語表記のものが一切ない。アルファベットや数字だけである。これがシンプルで格好良いという人も少なくないが、自分は日本語表記があるからといって使いにくくなるわけでもなく、特に初心者にはわかりやすくなるものなので、JIS配列がそういう表記があることに関しては問題ないと思っている。
US配列に日本語表記があるのは理に反するし、その必要も無い。全くの初心者にUS配列を進めるのは日本では異端となる方式であるから、実態がわかっている人でない限り推奨は出来ない。
ただ、US配列は寧ろ打鍵の物理的なバランスだとかPCそのものとの相性だとかを考えた場合は最も合理的なキーボードということになるし、JISかな入力を行わない限りは和文入力も問題なく出来るのだから、もっと標準的に普及しても良いと思っている。
将来的には、ワープロ専用機のような日本語表記を付加しても良いと思っている。次のようなものにするのはさすがにやり過ぎだろう。また漢字ばかりで日本のものという感触も逆に薄れるが、最大やるとしてこのようなものだと考えてみる。
Tab…桁揃
Caps…大文字
Shift…置換
Ctrl…制御
Alt…代替
Enter…改行・実行
BS…後退
ESC…取消
F1~F12…機能1~機能12
PrtScr…画面
NumLock…数字
Pause…停止
Insert…挿入
Delete…削除
Home…先頭
End…末尾
PageUp…前頁
PageDown…改頁
今はローマ字入力が標準なのだから、すでにかな刻印無しのJIS配列キーボードだってあるように、メインキーのかな刻印もローマ字用になっているのが望ましい。