今更どうこうということではないが、Googleなどクラウド環境でこういうテキストやスプレッドシートなどのデータを管理することは、だいぶ前からできるようになっている。もちろんそのクラウド環境で、ブラウザさえあれば編集も容易で、一通りのことは特にPC側にアプリケーションがなくてもできるようになっている。
例えば、このテキスト原稿は、Googleドキュメントのワープロ的な画面で入力し作成している。Wordや一太郎とは異なるが、ブラウザ上で動作するワープロソフトというような感じで、基本的な機能については備わっているので、普通に簡易なワープロ、文章書きのアプリケーションとして使う分には概ね問題はない。さすがに、縦書きで文章を書くとか、複雑な印刷設定、フォント設定などはできないし、カスタマイズで任意のキー定義を割り当てたりというようなこともできない。
ファイル管理に関しては、何も考えなくてもクラウドのストレージに保管されるので、そこは安心できるし 、必要があれば他のユーザとも簡単に共有ができたり、あるいは自分の別の端末、スマホなどからもアクセスできて、複数の環境でどこからでも編集ができるようになるなど、そういうメリットは大きい。
ほとんどの場合、これで用は足せるのであるが、それでも、やはり入力・編集など基本的な機能という点ではテキストエディタなり、Officeアプリケーションなりの、快適さには適わない。
エディタの、自分でカスタマイズして設定した表示環境を再現できるかというと、そこまでには至っていない。技術的にはできそうなものだが、そういうことにはなっていない。
なので、自分は依然として、ローカル環境での管理が中心で、必要なものをGoogleドライブで共有するような形にしている。そういうやり方もあっていい。
ファイル管理や共有などは、それを得意とするGoogleドライブに任せ、データの作成や編集については、それを快適な環境で熟すローカルにアプリケーションで行うわけである。
エディタのようなアプリケーションもGoogleドライブから辿ると使えるようになっている。一応和文にも対応しているようなのではあるが、基本的には英文仕様であるので、さほど使い勝手は良くない。ローカルにある秀丸やWZ EDITORに適うはずもない。
しかし、将来的には、そういうローカルのアプリケーションもだいたいクラウド側にあってそれを使うのが一般的になるのかもしれない。